出版社内容情報
古代エジプトの時代から現代に至るまで、数々の大事件の裏の税金問題を解説した『脱税の世界史』が新書になりました。ローマ帝国の崩壊や宗教改革、フランス革命に産業革命、大きな歴史の転換期には脱税の歴史あり! 国家存亡の歴史は税金の歴史といっても過言ではありません。本書では、元税務調査官の著者が、世界の脱税の歴史をひもといていきます。
内容説明
文明が生まれ国家が誕生した紀元前の時代から、「税金のない国」というのは存在しない。そして国家の興亡には必ずと言っていいほど、税金が絡んでいた。戦争、革命、国家分裂…歴史を動かした大事件の裏には、教科書には載っていない「脱税」問題が介在していた。元国税調査官の著者だからこそ書くことができた、驚きの事実に満ちた世界史。本書を読み終えたとき、おそらくあなたは歴史の暗号を解いた気分になるはずだ。
目次
古代ギリシャと古代エジプトの脱税事情
秦の始皇帝を悩ませた高度な脱税
脱税で崩壊したローマ帝国
イスラム帝国とモンゴル帝国の税金戦略
ヨーロッパ国王たちによる教会税の脱税
大航海時代は関税を逃れるために始まった
ヨーロッパ市民革命は脱税から始まった
脱税業者が起こしたアメリカ独立戦争
ロスチャイルド家は相続税で衰退した
ヒトラーの「逃税術」と「徴税術」
ビートルズ解散の原因は税金だった?
タックスヘイブンとパナマ文書
プーチン大統領は脱税摘発で国民の支持を得た
「中国版タックスヘイブン」の甘い罠
GAFAの逃税スキーム
著者等紹介
大村大次郎[オオムラオオジロウ]
元国税調査官。国税局に10年間、主に法人税担当調査官として勤務。退職後、ビジネス関連を中心としたフリーライターとなる。単行本執筆、雑誌寄稿、ラジオ出演、『マルサ!!』(フジテレビ系)や『ナサケの女』(テレビ朝日系)の監修等で活躍している。税金・会計関連の著書多数。一方、学生のころよりお金や経済の歴史研究を続けており、「歴史を経済で読み解く」ジャンルの本も多く執筆し好評を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
kei-zu
まーこ
nomore
眉は目より太い