出版社内容情報
累計200万部突破の別冊宝島「まんがと図解でわかる」シリーズの統計学編を新書化。AI化やビッグデータがビジネスシーンでより必要になってきている昨今、統計学の知識が文系でも重要になってきています。本書では内容をパワーアップ! 最近必須の統計学の考え方や時事ネタも2色カラーでわかりやすく解説していきます。
内容説明
大学の文化祭で屋台運営に2人で挑むことになった1年生のユウヤと奈央。統計学の発想を活かして売上アップをめざすが、果たして…!?ITの活用で勝負が決まる今だからこそ最低限、その感覚や視点だけでも身につけておきたいのが統計学。まんがと図解で数字が苦手な人でもすらすら読めて、統計学のポイントや役立て方がわかる一冊です。
目次
序章 統計学を知らない人は大きく損をしている!―現代社会を支える必須の分析・思考ツール(誰もがお世話になっている 世界は「統計学」で回っている!;仕事の勝率を上げる最強の武器 統計学が“ある”人は仕事が「見えて」いる!)
第1章 統計学を使うとどんなことができる?―データで現在を把握し、未来を推測する(なぜ統計学は必要なのか?テスト集計から視聴率まで統計学で内実を知る!;全体の傾向を正しく把握する 帳簿やアンケートの内容をイメージ化して表現する;サンプルを調べて傾向を推測 人口0.5%の分析で全体の失業率がわかる理由;2つのデータの関連性を調べる DMを誰に送るべきかは購買量との相関で判断)
第2章 データを整理してばらつきを数値化する―ヒストグラムや標準偏差の使い方(ヒストグラムでデータを整理する ビジネスで多用されるデータの“お化粧”を見抜け!;平均値にだまされるな!平均年収のカラクリはデータのばらつきで見破れ!;データのばらつきを数値で比較する 安定的に結果を出すサッカー選手を見分ける;実務で大活躍の標準偏差 「偏差値が20アップ」は珍しいことではない!)
第3章 データの分布パターンを活用して確率を考える―「正規分布」と「検定」の考え方(正規分布とは何か?学校で身長130cm以上の子供用の体操着が売れる確率;母集団が多い場合の統計学の考え方 缶詰のサンプルから95%の基準で品質を管理する;母集団の推定に正規分布を役立てる 保証書に記載できる製品の寿命を推測せよ;よく使われる正規分布以外のデータ分析 標本の少ない臨床試験から新薬の有効性がなぜわかる?;仮説検証で仮説の正しさを確認する 店舗の改装が収益に貢献したかどうかを確かめる)
第4章 2つ以上の事象の関連性を見つける―「相関関係」の考え方と分析方法(ビジネスに役立つ「相関関係」イベントの入場者数と弁当の販売数の関係は?;「相関関係あり」にだまされるな!相関関係の強さは「0.7」を基準に見極める;相関の法則性を調べる「回帰分析」 2つの変数の法則を読み取れ;法則性を表す「回帰式」の求め方 回帰式を表す公式で見込みの販売数がわかる!)
著者等紹介
向後千春[コウゴチハル]
1958年生まれ。早稲田大学人間科学学術院教授。博士(教育学、東京学芸大学)。民間企業を経て、早稲田大学大学院文学研究科修士課程を修了し、同博士後期課程(共に心理学専攻)を単位取得退学。早稲田大学情報科学研究教育センター助手、法政大学社会学部非常勤講師、富山大学教育学部助教授、早稲田大学人間科学部助教授(准教授)などを経て、現職。専門は教育工学、教育心理学、アドラー心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 時には懺悔を 角川文庫