出版社内容情報
東京の魅力は、世界でも珍しい凹凸地形にあり! 大地の起伏には何らかの意味が隠されている。ゆえに、谷を巡ることで砂漠のオアシス、あるいは樹海の泉を発見するような喜びを味わうことも可能だ。町の窪みに気づいたら、さあ足を一歩踏み入れてみよう! 凹凸や段差にこそ、発見がある! 見て楽しい、歩いて楽しい、16エリアの3Dマップ付きで高低差を楽しむ、まったく新しい地形エンターテインメント。見慣れた町並みが新しく見えてくる町歩きガイドです。
内容説明
東京は凹凸だらけ!暗渠・坂・湧水…「スリバチ」を知れば、見慣れた町が新しく見えてくる!!
目次
1 「スリバチ」とはなにか―スリバチ概論(東京は谷の町;見えがくれする谷;スリバチの法則と類型;スリバチの楽しみ方)
2 「スリバチ」を歩く―断面的な町歩きのすすめ(都心に潜む谷;スリバチコードで巡る谷;住宅地の知られざる谷;埋もれた谷;番外編―「七つの丘」の町ローマの谷の物語)
著者等紹介
皆川典久[ミナガワノリヒサ]
東京スリバチ学会会長。1963年、群馬県前橋市生まれ。2003年、ランドスケープ・アーキテクトの石川初氏と東京スリバチ学会を設立。谷地形に着目したフィールドワークを東京都内で続けている。専門は建築設計、インテリア設計。地形の専門家として「ブラタモリ」「タモリ倶楽部」など各種メディアで活躍。NHK学園オープンスクール講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yutaro13
29
東京の山手エリアは坂が多いことで知られるが、実は上り坂と下り坂が向かい合った構造=谷越えの坂が多い。本書はそんな東京の窪地・凹凸をスリバチと命名して魅力を紹介。確かに渋谷、四谷、市ヶ谷、茗荷谷、谷中、雑司ヶ谷、世田谷など東京に谷のつく地名は多く、本書の3Dマップで見ると起伏に富んだ地形が明確にわかって面白い。コロナ禍はまだ続きそうなので本書の知見をこれからの街歩きに活かしたい。と思って近所の雪が谷大塚駅から石川台駅まで(谷→台)歩くとなぜか標高が下がる謎。それを解く鍵は呑川と駅の立地にありそうです。2021/04/21
みーちゃん
2
☆☆2021/05/05
K
0
普段何気なく歩いている土地の背景がわかって面白かった。読んだ後のお散歩で注目するところが変わりそう!2022/01/21