出版社内容情報
ベストセラー『首都感染』で描かれた日本の弱点とリスク、課題は現実のコロナ・ショックにおいて見事に証明された。コロナが照射した日本の国家的課題、そして災害と国家の歴史論、今後に起こり得る国家的リスクの類型を問う、「アフター・コロナ」の決定版。
内容説明
2020年、世界を襲ったコロナ・ショック。感染症の脅威を描いた小説『首都感染』はまさに現実のものとなった。国家の危機を描き続けてきたクライシス小説の第一人者が、コロナによって浮かび上がった日本の「弱点」、そして近い将来必ずやって来る東京直下型地震、南海トラフ地震のリスクを指摘。東京一極集中の弊害と、新たな時代にマッチした国家の在り方を提言する。
目次
1章 新型コロナウイルスと日本の「弱点」(『首都感染』を書いたきっかけ;感染症への準備ができていなかった日本;「感染者数」に振り回される日本 ほか)
2章 首都直下型地震と南海トラフ地震(もしコロナのなかで災害が起きたら;阪神・淡路大震災の「忘れぬ記憶」;日本で過去に起きた3つの巨大地震 ほか)
3章 道州制と日本の新しい形(『首都崩壊』で描いた首都移転構想;首都移転議論の歴史と経緯;候補地となった3つのエリア ほか)
著者等紹介
高嶋哲夫[タカシマテツオ]
1949年岡山県玉野市生まれ。慶應義塾大学工学部卒業、大学院修士課程修了。日本原子力研究所研究員を経て、カリフォルニア大学に留学。1979年日本原子力学会技術賞受賞。1994年『メルトダウン』(講談社文庫)で第1回小説現代推理新人賞受賞。1999年『イントゥルーダー』(文春文庫)で第16回サントリーミステリー大賞受賞(大賞・読者賞をダブル受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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