宝島社新書
「首都感染」後の日本

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784299012012
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0236

出版社内容情報

ベストセラー『首都感染』で描かれた日本の弱点とリスク、課題は現実のコロナ・ショックにおいて見事に証明された。コロナが照射した日本の国家的課題、そして災害と国家の歴史論、今後に起こり得る国家的リスクの類型を問う、「アフター・コロナ」の決定版。

内容説明

2020年、世界を襲ったコロナ・ショック。感染症の脅威を描いた小説『首都感染』はまさに現実のものとなった。国家の危機を描き続けてきたクライシス小説の第一人者が、コロナによって浮かび上がった日本の「弱点」、そして近い将来必ずやって来る東京直下型地震、南海トラフ地震のリスクを指摘。東京一極集中の弊害と、新たな時代にマッチした国家の在り方を提言する。

目次

1章 新型コロナウイルスと日本の「弱点」(『首都感染』を書いたきっかけ;感染症への準備ができていなかった日本;「感染者数」に振り回される日本 ほか)
2章 首都直下型地震と南海トラフ地震(もしコロナのなかで災害が起きたら;阪神・淡路大震災の「忘れぬ記憶」;日本で過去に起きた3つの巨大地震 ほか)
3章 道州制と日本の新しい形(『首都崩壊』で描いた首都移転構想;首都移転議論の歴史と経緯;候補地となった3つのエリア ほか)

著者等紹介

高嶋哲夫[タカシマテツオ]
1949年岡山県玉野市生まれ。慶應義塾大学工学部卒業、大学院修士課程修了。日本原子力研究所研究員を経て、カリフォルニア大学に留学。1979年日本原子力学会技術賞受賞。1994年『メルトダウン』(講談社文庫)で第1回小説現代推理新人賞受賞。1999年『イントゥルーダー』(文春文庫)で第16回サントリーミステリー大賞受賞(大賞・読者賞をダブル受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロマンチッカーnao

13
簡単に書かれているけど、結構重要で面白い。コロナのなか、東南海巨大地震、首都圏直下型地震が襲えばどうなるのか。怖いですね。でも、一番怖いのは、その想定の下、何も準備だれていない現状ですね。2022/07/06

moco

7
災害対策のため、道州制と首都移転を実現し、地方分権をさらに進め、すべての道州が経済的に豊かになる。被災した地区を他の道州が救助できるようになる。/とても興味深く、勉強になった。日本の保守的考えや、東京が経済的にも人口的にも大きくなりすぎたことから、首都移転の実現は本当に難しいだろうが、道州制と関東以外の地域の地方創生が進んてほしい。個人の防災も進めます。2022/03/05

FFM

6
現在コロナが若干収まっているが、いずれ治療法も確立される可能性がある。しかし、大地震などの自然災害は人の力では抑えることはできない。災害に備えた国のシステム構築が急務だが、現状では無理だと思う。首都直下型地震や南海トラフ大地震が起こらないと変わらないのかもしれないと思う。2023/04/07

うろん

6
読み始めてすぐに後悔しました。 今の自分にこれを読むのは、重すぎました。 もう少ししてから読むことにします。せめてコロナが終わってくれないと厳しいかもしれない。2021/03/10

まっちゃん

3
高嶋氏の本は昨年から読み進めていますが、東京や日本が抱える災害リスクについて、もっと真剣に向き合う必要があると思っています。そのことを理解する上で、高嶋氏の本はとても有益です。最近東京の住宅エリアを自転車で走る機会が多いのですが、土地の面積に対して、住宅の数がどう考えても多すぎるし、このことを本気で是正しない限り、東京は大規模災害に持ちこたえることはできないだろうなということを感じてしまいます。2021/07/01

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