生証言 香港弾圧の恐ろしい真実

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  • サイズ 46判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784299010315
  • NDC分類 302.223
  • Cコード C0036

出版社内容情報

2020年6月30日、香港で「香港国家安全維持法」が施行されました。中国政府に楯突くと逮捕され、中国本土に送還されるというとんでもない法律です。すでに、民主派の周庭氏や黎智英氏も逮捕されました(その後、ふたりとも保釈)。それでも、香港の人々は白い紙を掲げて(何も書かなければ、中国政府批判にならないので)、抗議の意思を示しています。さらに、国際的な連帯を求めて、英国に移住して活動している運動家もいます。いま、香港の人々は、なんとか中国の圧政をはねのけようと活動をしています。彼らの活動と、その香港の人々に、私たち日本人はどこまで連帯できるのか。そのための一冊です。

内容説明

6月30日、香港国家安全維持法が施行された。それ以降、香港人は不当な沈黙を強いられている。中国共産党を批判した場合、彼らには逮捕が待っている。そして、最悪の場合、終身刑が言い渡されることもある。悔しい思いに駆られている香港人。いま、香港で何が起こっているのか。本書では、その香港人の生の声を伝える。

目次

第1章 闘う人々(周庭(アグネス・チョウ)ある香港人プロテスターの闘いの軌跡
「私はファイターだ」蘋果日報創業者、藜智英がへこたれない理由
香港の友・黄之鋒に贈る言葉 私が愛したあの時代)
第2章 生証言!香港弾圧(強い力で抑えれば、もっと強い反発が起きる;教育界への圧力 これから始まる愛国的洗脳教育;「日本人記者」逮捕事件とマスコミ弾圧;若者は自分たちの未来が不安で仕方がないのです;「恐怖からの自由」を失った香港 香港の内情を伝えない中国共産党;近鉄なんば駅前 五星紅旗乱舞事件)
第3章 香港国家安全維持法と香港のこれから(中国共産党を批判する者をすべて弾圧する「香港国家安全維持法」;香港人たちの闘いの歴史 これからも自由をかけて中国と闘い続ける;これでいいのか!香港国安法に賛成する国が53ヵ国も!;台湾のこれからを、渡邊哲也氏に聞いた! 中国共産党が支配する強権的国家の異常さをしっかり認識すべきだ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

49
恐ろしいのひとこと。。。香港の人たちの行く末がとても心配です。2020年の香港国家安全維持法の施行により香港人は不当な沈黙を強いられ、中国共産党を批判したら逮捕され、下手をすると施設送りとなり「再教育」されるという。ウイグル自治区の民族浄化「再教育キャンプ」と同様の扱いを受けることになるという。宗主国イギリスの出方次第だが、香港人に在外市民権を与えている手前、中国共産党の方針と主張を違えているので踏ん張ってほしい。香港が中国共産党に落ちた場合、台湾も同じ運命を辿る可能性が高いと思われる。2025/05/15

ようはん

15
ウイグルやチベットのみならず香港においても中国共産党の弾圧がここ10年で進行し民主主義の自由が奪われる危機感が感じられる。この先は台湾はもとより日本も危機的な状態になりうる可能性は高く対岸の火事ではない。2024/12/06

ののまる

11
ニュース自体はネットでも流れている内容なので目新しい物はなかったが、最後の香港の金融について勉強になった。2020/12/25

色々甚平

8
香港国家安全維持法が決まった辺りから日本での報道が一気に下火になって状況が掴みづらくなっていたので読んでみた。生証言かどうかはちょっと疑問もある気はする。アメリカからの香港経済へのダメージ、また中国企業が人民元でなく香港ドルをメインにしていため、中国そのものへもダメージが入るという経済の話は具体的になっていてわかりやすいものだった。香港から海外へ出ていく人も一気に増えたという話が何度かあったが、その辺を裏取りした調査も読みたかった。元々の香港生まれと中国から移民した人など背景も様々の人から話を聞けている。2021/11/23

ちゃか

3
世界でも先進的な国であるはずの香港もこれから変わっていってしまうのだろうか…と考えさせられた本。香港まで弾圧されているとなれば、今台湾の人は本当に怖いだろうな… 共産党が作った香港国家安全維持法は書き方が抽象的で、人によってはどうでも解釈できるらしいが(法の上に共産党がいるので解釈するのは共産党)、この法律はなんと香港人でなくても、香港に住んでいなくても適応されるらしい。つまり、私たち日本にも適応されるということ。2021/05/22

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