出版社内容情報
人はなぜ生きるのか――。緩和ケア医として多くの終末期患者たちを看取ってきた40代の医師に下された「末期がん」の宣告。患者たちと立場をともにしたとき、医師は初めて命の何たるかを理解した。余命を意識しながら仕事と向き合い続ける医師が語った、「運命」の受容と抵抗のノンフィクション。
内容説明
この病気は、もう治らない。それでも、僕は仕事を続ける。43歳、ステージ4、脳への多発転移―1000人のがん患者を看取った医師が、がんになって初めて見えた風景。
目次
1章 宣告(母の古希を祝うパーティー;「これ、僕の写真ですか」 ほか)
2章 医師の道へ(小学校の卒業文集に書かれた「将来の自分」;中学受験に挑戦 ほか)
3章 死について思うこと(「集大成を見せろ」という内なる声;「その日」を待つ死刑囚たちの心理 ほか)
4章 生きてきたように(人生の「ラストシーン」をどう演出するか;残り短い人生でも欲望の赴くままには生きられない ほか)
5章 最高の人生に向かって(抗がん剤治療がスタート;余命の告知をめぐる考え方 ほか)
医師を目指す高校生に向けたメッセージ
著者等紹介
関本剛[セキモトゴウ]
1976年兵庫県神戸市生まれ。関西医科大学卒業後、同大学附属病院、六甲病院緩和ケア内科勤務を経て、在宅ホスピス「関本クリニック」院長。2019年、ステージ4の肺がんと診断され、治療に取り組みながら医師としての仕事を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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真香@ゆるゆるペース
trazom
けんとまん1007
とよぽん
k sato