量子コンピュータの衝撃―世界を変えるデジタル最終兵器

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量子コンピュータの衝撃―世界を変えるデジタル最終兵器

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784299003386
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0004

出版社内容情報

現在、ITの最先端は量子コンピュータです。そして、この量子コンピュータの開発に先んじたものが、世界の覇権を握ると言われています。そのすごさは、量子コンピュータの計算速度が、現在のスーパーコンピュータの15億倍であることです。この計算速度の速さは、暗号通貨の使用を不可能にし、軍事機密を丸裸にし、宇宙戦争でも勝利を収める基礎になります。現在、この量子コンピュータの開発をめぐって、米中がデジタル戦争に突入しています。本書では、量子コンピュータの基礎からデジタル戦争の現実までを、『「5G革命」の真実』の深田萌絵さんが、わかりやすく解説します。

内容説明

量子コンピュータの登場で何が変わるのか?そのひとつが、新型コロナ対策で中国が見せたような全世界市民管理システムだ。国スマホユーザーの位置や会話をリアルタイムに管理する。そのスピードが今の数億倍にもなる量子コンピュータ。全世界の一人ひとりが丸裸になる。それだけではない量子コンピュータの凄まじさを、ITビジネスアナリストの深田萌絵がゼロから解説する。

目次

第1章 量子コンピュータに人類が辿り着くまで(コンピューターの始まりとニコラ・テスラ;量子コンピュータと世界)
第2章 量子コンピュータとは何か?(マクロとミクロの境目は?;量子って?;量子をビットに使ってみたら?;絶対零度の量子コンピュータ;室温で使える光量子コンピュータ)
第3章 量子覇権を巡る戦い(技術を巡る戦い。それは何のため?;グーグル、グーグル、ここでもグーグルか?;一万年か二日半か?;グーグルと中国共産党、「量子もつれ」か?;グーグル?ファーウェイ様の時代さ!;インテルへの挑戦状;新型コロナで進行する「理想社会」;量子効果ではない、盗用効果だ;右か左か、社会主義か資本主義かでもない)
第4章 量子インフォメーション・ウォー(情報戦争と陸海空のシンクロナイゼーション;量子暗号戦争;記録上の1ドル;『歴史の終わり』は量子コンピュータと共に)
第5章 量子コンピュータ時代が来るまでに(技術には技術で立ち向かう;日本の未来と光量子コンピュータ)

著者等紹介

深田萌絵[フカダモエ]
ITビジネスアナリスト。Revatron株式会社代表取締役社長。早稲田大学政治経済学部卒。学生時代には、ファンドで財務分析のインターン、リサーチハウスの株式アナリストをこなし、外資投資銀行勤務の後にリーマンショックで倒産危機に見舞われた企業の民事再生義務に携わった。現在はチップ・ソリューション、自動車向けLiDAR代替ソリューション、3D認識システム、リアルタイムAIソリューションを国内の大手企業に提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キク

42
何かを語ろうとする全ての作家に、個人的な好き嫌いとは別に、敬意を払うようにしている。でも、自分の意見で読者を染めようとか、小遣いが稼げればそれでいいとかやってる本を読むと、生理的な拒絶反応がすごく出る。そういう本って少し読めば大体わかるから、普段は距離を置くんだけど、量子コンピュータの入門書に見せかけて自分の中国への意見を主張するという斬新で失礼なやり方を途中まで気付けなかった。未読になった本は登録しないんだけど、「こんな本を途中まで読んじゃうなんて、僕も本好きとしてまだまだだ」と戒めで登録しておきます。2021/05/22

Honey

14
1,2章は量子コンピュータについて概略というか、大体のイメージを説明。3、4章で、まさに全人類監視システムの覇権を狙う各勢力の動静。ビッグデータをめぐって、ますます力を増すGAFA。経済ボロボロと言われている中国の侮れない戦略。一見落ち目のソフトバンクも、台湾マフィアと連携。親日台湾の別の顔。いろいろ衝撃満載。で、ここには日本は全然出番なし(悲)ですが、ようやく5章で、日本の進むべき道が…あとがきだけでも、多くの人に読んでほしい1冊です。2020/06/11

Rebel 001

8
インテルの創業者であるゴードン・ムーアが提唱した「コンピューターの処理能力は18カ月で2倍になる」というムーアの法則が限界を迎えつつある中、アメリカと中国が世界の覇権をかけて争っているのが量子コンピュータだ。量子コンピュータの得意とする「最短経路問題」と「暗号」を掌握し、「監視」と「個人情報収集」でデジタ全体主義社会を造り上げようとする中国の過誤出来ない戦略を国際社会の事象をもと記されている。それに対するアメリカの対中国戦略も、表の報道では決して報じられない内容か分かりやすく解説されています。2020/06/06

美東

7
文系向けなので、サクサク読めた。2020/07/27

keitakenny

6
いつものように米中攻防の真相についてを量子コンピュータからみる 表沙汰にならない事案は興味深い2020/07/23

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