出版社内容情報
2020年3月3日より6月14日まで、国立西洋美術館で『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』が開催されます。そして、7月7日から10月18日までは、大阪の国立美術館でも引き続き開催されます。展示されるのは、初来日ばかりの61点。ゴッホの「ひまわり」(数点あるうちの一番有名なもの)や、フェルメールの「ヴァージナルの前に座る若い女性」。そしてレンブラントの「自画像」など。ルネッサンス期から、印象派、ゴッホまで、日本人が一番好きな時代の絵画が目白押しです。このロンドン・ナショナル・ギャラリーは西洋絵画の教科書と言われる美術館です。名画だけでなく、西洋絵画史が分かる展覧会です。『世界のビジネスエリートが身につける教養 西洋美術史』の大ヒット作をもつ木村泰司が、これらの作品を西洋絵画史の流れに沿ってわかりやすく解説します
内容説明
ヨーロッパが誇る美術館のひとつであるロンドン・ナショナル・ギャラリーは、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ会員や美術愛好家からの寄贈によって美術品が整えられた。さらに、美術館はトラファルガー広場にあり、入場料も無料。だから、さまざまな階層の人々が、西洋の美術品と西洋美術史を学ぶことができる。日本人にとっても西洋美術史を学ぶには最高の美術館なのだ。美術館には1260年代から1900年代までの西洋絵画の至宝が集められている。本書では、2300点にも及ぶナショナル・ギャラリーのコレクションから厳選した作品をもとにして、西洋美術史を解説する。
目次
序章 ロンドン・ナショナル・ギャラリーとは(西洋美術史を網羅するための教育施設;ヨーロッパでは美術史に重点を置く美術教育が中心)
第1章 セインズベリー館(初期ルネサンス絵画の至宝たち;初期ルネサンス期から盛期ルネサンス期へ ほか)
第2章 西翼ギャラリー(盛期ルネサンスのラファエロ、ミケランジェロと至宝たち;マニエリスムの発展 ほか)
第3章 北翼ギャラリー(写実主義の「カラヴァッジェスキ」;古典主義をベースにした優美な色彩のボローニャ派 ほか)
第4章 東翼ギャラリー(イギリス人画家の台頭;歴史画風肖像画「グランド・マナー」 ほか)
著者等紹介
木村泰司[キムラタイジ]
西洋美術史家。1966年生まれ。アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校で美術史学士号取得。ロンドン・サザビーズの美術教養講座にてWORKS OF ART修了。ロンドンでは、歴史的なアート、インテリア、食器等の本物に触れて学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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