宝島社新書
カラー版 教養としてのロンドン・ナショナル・ギャラリー

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784299003171
  • NDC分類 723
  • Cコード C0271

出版社内容情報

2020年3月3日より6月14日まで、国立西洋美術館で『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』が開催されます。そして、7月7日から10月18日までは、大阪の国立美術館でも引き続き開催されます。展示されるのは、初来日ばかりの61点。ゴッホの「ひまわり」(数点あるうちの一番有名なもの)や、フェルメールの「ヴァージナルの前に座る若い女性」。そしてレンブラントの「自画像」など。ルネッサンス期から、印象派、ゴッホまで、日本人が一番好きな時代の絵画が目白押しです。このロンドン・ナショナル・ギャラリーは西洋絵画の教科書と言われる美術館です。名画だけでなく、西洋絵画史が分かる展覧会です。『世界のビジネスエリートが身につける教養 西洋美術史』の大ヒット作をもつ木村泰司が、これらの作品を西洋絵画史の流れに沿ってわかりやすく解説します

内容説明

ヨーロッパが誇る美術館のひとつであるロンドン・ナショナル・ギャラリーは、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ会員や美術愛好家からの寄贈によって美術品が整えられた。さらに、美術館はトラファルガー広場にあり、入場料も無料。だから、さまざまな階層の人々が、西洋の美術品と西洋美術史を学ぶことができる。日本人にとっても西洋美術史を学ぶには最高の美術館なのだ。美術館には1260年代から1900年代までの西洋絵画の至宝が集められている。本書では、2300点にも及ぶナショナル・ギャラリーのコレクションから厳選した作品をもとにして、西洋美術史を解説する。

目次

序章 ロンドン・ナショナル・ギャラリーとは(西洋美術史を網羅するための教育施設;ヨーロッパでは美術史に重点を置く美術教育が中心)
第1章 セインズベリー館(初期ルネサンス絵画の至宝たち;初期ルネサンス期から盛期ルネサンス期へ ほか)
第2章 西翼ギャラリー(盛期ルネサンスのラファエロ、ミケランジェロと至宝たち;マニエリスムの発展 ほか)
第3章 北翼ギャラリー(写実主義の「カラヴァッジェスキ」;古典主義をベースにした優美な色彩のボローニャ派 ほか)
第4章 東翼ギャラリー(イギリス人画家の台頭;歴史画風肖像画「グランド・マナー」 ほか)

著者等紹介

木村泰司[キムラタイジ]
西洋美術史家。1966年生まれ。アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校で美術史学士号取得。ロンドン・サザビーズの美術教養講座にてWORKS OF ART修了。ロンドンでは、歴史的なアート、インテリア、食器等の本物に触れて学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

148
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展の予習になればと読んだ。名画とともに初期ルネサンスから印象派までの西洋美術史の流れがよく分かった。「もしあなたがナショナル・ギャラリー展を見ることができなかったとしても安心してください。この本でも十分堪能できます」でもやっぱり見にいきたいな~。2020/05/05

アキ

83
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展は、コロナの影響もあり予約制でゆっくり見れた。National Galleryというだけあり、また無料のため学生が先生に連れられて実物の絵の前で講義や会話ができる美術館があるのは日本との大きな違い。初期ルネサンスから後期印象派まで著者の解説は読みやすく、UCバークレー校で美術史学士号取得し、ロンドン・サザビーズのWORKS OF ARTS修了というだけあって流れるように読めた。日本には西洋美術に限らず網羅的に美術を学べる場所が少ないのが残念。展覧会の復習に最適な本でした。2020/08/04

シフォン

37
西洋美術館のロンドン・ナショナル・ギャラリー展は、予約制のようだが会期が延長になったので行きたいですね。この本は、ロンドン・ナショナル・ギャラリーのコレクションを紹介というよりは西洋美術史の解説が中心になっていた。13世紀後半の初期ルネッサンスから印象派後のゴッホまで。歴史順に絵画を辿ったことが無かったので、画家と時代が結びつき勉強になった。また、芸術の都はパリだと思っていたけど、昔の画家たちはイタリアに行っていたとは。2020/06/06

takaya

20
きれいなオールカラーの写真を見ながら、ヨーロッパ絵画の歴史をコンパクトにたどれます。気軽にさっと読め、絵画に興味がある方には楽しめる本です。2021/04/21

yyrn

16
20年6月から21年1月まで東京と大阪で開催されている「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」に合わせて出版された本のようだが、展示されている61作品中、この本で紹介されいるのは29作品に過ぎないのはなぜか?またターナーも、アングルも、コローも、ピサロも、ドガも、モネも、ゴーガンも、セザンヌも紹介されてはいるが、展示と違う作品を本書で紹介しているのも解せない。勘ぐれば、日本に来た作品はそれら有名画家を代表するモノではなく二番手の作品群なのではないか?と展示会の公式HPと本書を見比べて気が付いてしまいました。2020/07/18

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