内容説明
因縁の13人が証言する“最大のカリスマ”の光と影。クーデター、舌出し失神、UWF、1.4事変、新日本身売り。プロレス界「最大の謎」を猪木本人に問う!
目次
第1章 プロレス界「最大の謎」を猪木本人に問う!
第2章 猪木・最盛期「昭和」の弟子たち
第3章 猪木・現役晩年「平成」の弟子たち
第4章 新日本・前夜“若獅子”時代を知る男たち
第5章 外部から見た“燃える闘魂”の実像
特別インタビュー サイモン・ケリーが語るアントニオ猪木と「新日本・暗黒時代」の真実
アントニオ猪木1943‐2019完全詳細年表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
0607xxx
14
プロレス界のカリスマ・アントニオ猪木を本人をはじめ、13人が語る。佐山、前田、蝶野などなど面子だけで購入したが、大正解!面白かった。2019/11/20
尿酸値高杉晋作
13
本人へのインタビュー以外が面白かった。 出来れば、髙田延彦さん、古舘伊知郎さんにも登場して頂きたかったですね。2019/11/19
jjm
11
前田日明の名言「A猪木なら何をしても許されるのか」に対する回答は、結論から言うと何をしても許されるということなのだと思う。プロレスというアマチュアとプロでルールが根本的に異なるおそらく唯一の競技(プロレスという技術体系はない)、競技と謳いながら「反則が5秒許される」という自己言及のパラドックスにも似た謎のルール。一方で現代の総合格闘技の中でもあり得ないアリ戦、ペールワン戦のような生死にも関わる極限状態での闘い。虚実混交の世界で清濁併せ吞んだ不世出の人であったことがよくわかる。すさまじい。2021/08/08
佐藤光弘
9
不世出の天才レスラー、20世紀のスーパーヒーローを、間近で見てきた男たちの、そして猪木本人へのインタビュー集。 圧倒的読み応えに加えて、今になっても新しい事実が掘り起こされてくることに驚かさせる。 「後悔はあるかといえば……ああやればよかったなって思うことはあるけど、そんなことを考えているヒマがないというか、次に走り出していますから。人間というものは夢を諦めたほうが楽でいいんですよね。そっちのほうが楽なんですよ。でも、俺は夢を追いかけ続けたいんです」(アントニオ猪木) 燃える闘魂の闘いは続いていく。2021/02/04
anken99
7
やはり猪木さんは最高だった。猪木の最晩年に、関係者たちが猪木論を語る。佐山、前田、藤波、藤原、蝶野、武藤、藤田、小鹿、北沢、天龍、石井館長、大仁田、サイモン。。。ケンカ別れしようと敵対しようと、そんな小さいことはどうでもいいという猪木の器をあらためて感じるばかり。皆が口をそろえて、猪木への感謝を言葉にするあたりは、昭和プロレスファンとしてはたまらない。不世出のレスラーであった、アントニオ猪木のいた時代を生きてくることができた幸運に私自身もあらためて感謝。2023/11/24