出版社内容情報
データドリブンな意思決定の重要性が高まるなか、効率的で品質の高いデータパイプラインの構築のためのツールであるdbt(Data Build Tool)への注目が集まっています。本書では、dbtの基本的な使い方から、実践的なデータモデリング、品質管理、CI/CD連携まで、体系的に解説します。また、実際のビジネスシナリオに基づいたハンズオン形式の解説により、みなさん自身の課題に即座に適用できる知識を提供します。
【目次】
■第1章:dbtで解決するデータ変換の課題
・データ変換における従来の課題
・現代のデータ基盤に求められるもの
・dbtとは?
・dbtによる解決策の全体像
・まとめ
■第2章:dbtをはじめよう
・ハンズオンのセットアップ
・dbtプロジェクトの作成
・sourceの定義
・モデル構成の全体像
・stagingレイヤーの構築
・モデル間の参照(ref)
・martsレイヤーの構築
・マテリアライゼーションの設定
・Jinjaテンプレートとマクロによる共通処理の再利用
・dbtの実行
・ハンズオンの次に知っておきたいこと
・まとめ
■第3章:チーム開発を支えるテスト、ドキュメント、CI/CD
・ハンズオンのセットアップ
・dbt testによるテスト実行
・dbtのメタデータ管理とドキュメント生成
・dbtにおけるCI/CDパイプライン
・ハンズオン:GitHub ActionsによるCI/CDパイプラインの構築
・まとめ
■第4章:実践的データモデリング
・本章で使用するdbtプロジェクト構成
・ビジネスシナリオと分析要件
・stagingレイヤーの実装
・intermediateレイヤーの設計
・ディメンショナルモデルの構築
・データマートの構築とハンズオン実践
・まとめ
■第5章:データ品質管理の実践
・データ品質アセスメントと指標設計
・開発段階での品質保証体制の構築
・運用段階での異常検知と監視
・チーム間でのデータ品質情報共有
・テスト運用の実践知識
・まとめ
■第6章:ワークフローエンジンによるdbtの運用
・ワークフローの実装
・本番環境でのワークフローの設計と運用
・まとめ
■第7章:レイクハウスにおけるdbtの活用
・データレイクからレイクハウスへ
・本章のハンズオンの概要
・ハンズオン1:Icebergベースのレイクハウスをdbtで扱う
・ハンズオン2:複数プロジェクトで同じレイクハウスを扱う
・Icebergを利用するうえでの注意点
・まとめ
■第8章:既存システムからのマイグレーション
・マイグレーションにとどまらない組織の変革へ
・移行計画の立案
・段階的な移行実践
・移行後の改善と最適化
・まとめ
■付録A:セマンティックレイヤーの紹介
・セマンティッ
内容説明
本書は、データウェアハウス上でのデータ変換を担うオープンソースツールdbt(data build tool)を実践的に解説する書籍です。データエンジニア、アナリティクスエンジニア、データアナリストなど、データ基盤の構築や運用に関わる方々を対象としています。たとえば、改修を重ねた変換SQLが200本あって、依存関係を把握している人がもういない。あるSQLのロジックを直したら、下流のテーブルが実は壊れていて、気づいたのは翌朝のアラートだった。影響範囲を調べるだけで丸一日。実装した人はとっくに異動していて、テストもドキュメントもないパイプラインだけが残っている。似たような中間テーブルが増え続けて、集計テーブルをひとつ追加するだけで何週間もかかる。こういう状態に対して、dbtは実用的な解決策を提供します。SQLによる変換処理に対して、依存関係の自動解決、データテスト、ドキュメント自動生成、CI/CD連携など、アプリケーション開発で当たり前とされてきたプラクティスを持ち込めるのが特徴です。dbt Labs社によって2016年に開発が始まり、現在はオープンソースのdbt Coreと、マネージドなdbt platformという形態で提供されています。アダプタと呼ばれるプラグインの仕組みによって対応先のデータプラットフォームを拡張でき、Snowflake、BigQuery、Redshift、Databricksをはじめ、コミュニティが開発したアダプタも含めると対応範囲は広がり続けています。
目次
第1章 dbtで解決するデータ変換の課題
第2章 dbtをはじめよう
第3章 チーム開発を支えるテスト、ドキュメント、CI/CD
第4章 実践的データモデリング
第5章 データ品質管理の実践
第6章 ワークフローエンジンによるdbtの運用
第7章 レイクハウスにおけるdbtの活用
第8章 既存システムからのマイグレーション
付録A セマンティックレイヤーの紹介
付録B AIによるdbt設計・運用の効率化
付録C dbtトラブルシューティングガイド
著者等紹介
大橋潤[オオハシジュン]
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社所属。SIerでのシステム構築・運用を経てAWSにクラウドサポートエンジニアとして入社し、アナリティクス関連サービスの技術サポートに従事。検索技術とデータエンジニアリング全般に関心あり
関山宜孝[セキヤマノリタカ]
ビッグデータエンジニア。OSS dbtアダプターの開発に携わる。2026年よりデータ/AI企業にてStaff Forward Deployed Engineerとして勤務。2014年から2026年までAWSにてAWS Glueの開発・顧客支援に従事
豊原世将[トヨハラトキマサ]
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社所属。プロフェッショナルサービスのデータアナリティクスコンサルタントとして、エンタープライズのお客様に対して、データ基盤構築やデータマネジメントなど、データ利活用を支援
中谷宙央[ナカヤミチアキ]
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社所属。Webサービス開発を経てAWSへ入社し、クラウドサポートエンジニアとしてアナリティクス関連サービスの技術支援に従事。現在はコンサルタントとしてお客様のデータ活用を支援
疋田宗太郎[ヒキタソウタロウ]
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社所属。検索とビッグデータに関わる技術を中心に活動している。巨大なデータを効率よく柔軟に扱う技術と、それを支えるOSSに関心があり、OpenSearchやApache Icebergを好む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



