出版社内容情報
AIエージェント開発が注目されつつある昨今、その実装を効率化するフレームワークの重要性が高まっています。本書は、TypeScriptで記述でき、既存プロジェクトへの組み込みが容易で、新機能がいち早く提供されるMastraを使ってAIエージェント開発・運用を行うための入門書です。AIエージェント開発の全体像やMastraの基礎知識、さらにはMastraエコシステムの一部を担うAI SDKの基礎知識について丁寧に解説しています。充実したハンズオンを3つ収録し、Human-in-the-Loopを組み込んだワークフローやAPIサーバーの構築、チャット・認証・LLMモデルの切り替えといった基盤機能の実装はもちろん、ガードレール、AgentSkills、メモリ、オブザーバビリティ、AIエージェント評価、デプロイまで、幅広くカバー。経験豊富な著者陣の実践的な知恵を豊富に盛り込んだ、日本初のMastra入門書です。
【目次】
はじめに
本書の想定読者
謝辞
本書のサンプルコードの使い方
●第1章 AIエージェントの基本
1.1 AIエージェントの概要
AIエージェントとは
AIエージェントの起源
AIエージェントの4つの特徴
エージェントの構成パターン
COLUMN マルチエージェントは「タスク分解」で考える
1.2 AIエージェントの周辺技術
メモリ
RAG(検索拡張生成)
A2A(Agent-to-Agent Protocol)
MCP(Model Context Protocol)
ガードレール
COLUMN そのガードレール、本当に適切?
1.3 TypeScript中心のAIエージェント開発フレームワーク
Mastra
AI SDK
VoltAgent
TanStack AI
COLUMN JavaScriptとTypeScriptの関係
1.4 その他のAIエージェント開発フレームワーク
LangChain/LangGraph
OpenAI Agent SDK
Strands Agents
Agent Development Kit(ADK)
COLUMN フレームワークの選び方
1.5 AIエージェントのユースケースやプロダクト
Claude Code
Claude Cowork
COLUMN コーディングエージェントを日常業務にも生かす
OpenClaw
キミガタリ
パワポ作るマン
●第2章 Mastraによるエージェントとワークフローの実装
2.1 Mastraの概要
Mastraの強み
Mastra選定の決め手
Mastra選定時の注意点
Mastraの主要機能
2.2 Mastraプロジェクトの始め方
プロジェクトのセットアップ
プロジェクトの構成例
2.3 エージェントの実装
エージェントの仕組み
エージェントの実装コード
ツールとMCP
2.4 各種モデルの使用方法
モデルルーターによるモデルの指定
AI SDKプロバイダーによるモデルの指定
複数モデルの使い分けとフォールバック
2.5 ワークフローの実装
ワークフローの仕組み
ワークフローの実装コード
コントロールフローの実装コード
ワークフローの状態管理
エージェントとツールの利用<
内容説明
本書は、TypeScriptファーストなフレームワーク「Mastra」を活用し、AIエージェントを「使う」のではなく「作る」ための実践的な入門書です。序盤では、AIエージェント開発の全体像やMastraの基本、さらにMastraの基盤技術であり、TypeScript系のAIエージェント開発フレームワークとして広まりつつあるAI SDKについて学びます。その後、3つのハンズオンを通じて、RAGやHITLを組み込んだワークフロー、APIサーバーの構築、フロントエンドからのAPI連携を体験します。さらに、アプリ基盤となる3つの機能(チャット機能、認証機能、プラン管理機能)やガードレール、Agent Skills、メモリ機能などを段階的に実装します。加えて、オブザーバビリティやエージェント評価といった運用ノウハウから、Vercelをはじめとする多様なクラウド環境へのデプロイまでを体系的に網羅しています。本書を読んで、現場で役立つ実践的なノウハウを身につけましょう。
目次
第1章 AIエージェントの基本
第2章 Mastraによるエージェントとワークフローの実装
第3章 Mastraによる高度なエージェント機能の実装
第4章 AI SDKによるマルチLLM対応とフロントエンド開発
第5章 社内ドキュメント検索アプリを作って学ぶRAG
第6章 Deep Researchアプリを作って学ぶHITLを組み込んだワークフロー
第7章 Deep Researchアプリを作って学ぶAPIサーバーとフロントエンドの構築
第8章 画像生成アプリを作って学ぶチャット応答機能・認証機能・プラン管理機能
第9章 画像生成アプリを作って学ぶガードレールとAgent Skills
第10章 画像生成アプリを作って学ぶメモリ機能とスレッド機能
第11章 画像生成アプリを作って学ぶオブザーバビリティとAIエージェント評価
第12章 画像生成アプリを作って学ぶデプロイ
第13章 さまざまなクラウド環境へのデプロイ
付録 各種サービスの使用方法
著者等紹介
上田瀟逸[ウエダショウイツ]
KDDIアジャイル開発センター株式会社 ソフトウェアエンジニア。AIエージェント、LLMアプリケーションの開発や技術コンサルティングに従事。AWS社グローバルより、AWS Community Builder(AI Engineering)に認定。LINEヤフー社より、LINE API Expertに認定。AI物語創作プラットフォーム「キミガタリ」を運営
伊野瀬出[イノセイズル]
KDDIアジャイル開発センター株式会社 ソフトウェアエンジニア。2025年新卒入社。生成AIを組み込んだプロダクト開発や社内向けデータ分析基盤構築・運用保守に従事。大学時代はデータサイエンスを専攻しており、武藤佳恭教授の元で医学に関するデータ分析の研究に没頭
御田稔[オンダミノル]
KDDIアジャイル開発センター株式会社 テックエバンジェリスト/KDDI株式会社 シニアエキスパート。クラウドやAIの分野を中心に、技術コンサルティングやプリセールス、トレーニング講師などに従事。AWS社グローバルより、日本初のAWS AI Heroに認定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



