出版社内容情報
年金制度は、経済の変化、平均寿命の長期化、家族構成やライフスタイルの変化といったことを踏まえ、厚生労働省による財政検証結果をもとに定期的(5年ごと)に改正されます。財政検証とは、5年に一度行われる、年金の健康診断のようなもの。はたして今回(2024年)の財政検証の結果を受け、今後の、年金の未来はどうなっていくのでしょうか?
本書では2024年と2025年にかけて改正・施行される年金制度について、また現在の日本の年金制度の立ち位置を解説していきます。そのうえで、実は年金を受給しはじめるとわかる「211万円の壁」や、盛んに取りざたされる「年金の繰り下げ」をすることで生じる諸問題、そこに潜む大きな落とし穴などにも触れながら、老後の資金戦略について、様々な人生パターン別にベストな方法を紹介します。