出版社内容情報
ある程度大きな規模のWebシステム開発では、DockerやKubernetesなどのコンテナ仮想化技術を使ってクラウド上にシステムを構築することが主流です。クラウドサービスの普及により、現在のシステム開発では網羅的な低レイヤーのネットワーク知識は必ずしも必要とされません。しかし、複数のコンテナを連携させて想定どおりに動かしたいときや、コンテナとの通信で問題が発生して原因を調査するときには、ある程度のネットワークの知識が欠かせません。
本書は、DockerやKubernetesを利用する際に必要なネットワークの知識を解説します。コンテナネットワーク構築の実践を通じて、コンテナやホストがどのように連携して動いているのかを学べます。また、より柔軟で拡張性のあるネットワーク環境を構築するためのCNI(Container Network Interface)やサービスメッシュといった技術についても扱います。本書を活用することで、広く奥深いネットワーク技術の中から、効率的にクラウドネイティブの時代に必要とされるネットワーク技術を学べるでしょう。
内容説明
クラウドサービスやコンテナ仮想化技術の利用が当たり前の時代でも知っておくべきネットワークの知識とは?複数のコンテナを連携させて想定どおりの動きをさせるためのノウハウやトラブル時に原因を特定するためのノウハウを解説。
目次
第1章 イントロダクション
第2章 Dockerネットワークの要素技術
第3章 Dockerネットワークのしくみ
第4章 Kubernetesネットワークのしくみ
第5章 CNI(Container Network Interface)
第6章 サービスメッシュを支える技術
著者等紹介
大隈峻太郎[オオクマシュンタロウ]
株式会社Soitto代表取締役。Webシステムの設計/実装を専門としている。株式会社野村総合研究所や株式会社グリッドなどで10年以上にわたりシステム開発を経験。グリッドにて社内のGPUサーバをDockerで仮想化し、機械学習の分析環境を構築したことで、DockerとKubernetesの沼にハマり始める。現在は独立し、さまざまなプロジェクトに参加しながら、AWSやGoogle Cloudを用いたインフラ構築や、アプリケーションの設計/実装に従事している。好きな業界はエネルギーと宇宙(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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