出版社内容情報
「自分がひっかかるわけない」
そう思ってる人が、なぜカモになるのか?
被害者が年々増える一方の特殊詐欺で使われる手口を体系化。
・本物と錯覚させる
・美味しい話で惹きつける
・話術と仕掛けで信用させる
・考えられない状況に陥れる
被害例をもとに、だましのテクニックとだまされる心理の仕組みがわかる。
あなたを、親を、子どもを、被害から守るための知識を金融犯罪対策のプロ集団が解説。
【巻頭付録】詐欺一覧表
内容説明
「相手を知って、自分を知る」それが被害を防ぐカギ。犯罪者の手口を知る。被害者の心理を知る。
目次
第1章 本物と錯覚させる(本物をコピーして同じ見た目にする;銀行からの手紙と同じ文章を使う ほか)
第2章 美味しい話で惹きつける(「お得なチラシ」と思わせる;「かんたんに稼げる」で興味を惹く ほか)
第3章 話術と仕掛けで信用させる(実在する役所の部署を装う;個人情報を使って話すことで信じさせる ほか)
第4章 考えられない状況に陥れる(「使えなくなる」不都合で焦らせる;「盗まれている」で焦らせる ほか)
終章 だまされる可能性を下げるには(パソコンやスマートフォンの通知をオフにする;メッセージをまず疑う ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
「自分がひっかかるわけない」そう思ってる人が、なぜカモになるのか被害者が年々増える一方の特殊詐欺で使われる手口を金融犯罪対策のプロ集団が解説した1冊。同じ見た目、文章、なりすましなどで本物と錯覚させる、お得や簡単に儲ける、無料、当選しました、今なら安いなどの美味しい話で惹きつける、実在するものや個人情報を使って話術と仕掛けで信用させる、考えられない状況に陥れるといった具体的な手法や、騙される可能性を下げる方法が紹介されていましたが、年々巧妙になっていく状況を見ていると、気をつけていてもなかなか大変ですね。2025/05/26
ことちん
15
固定電話やSNS、インターネットからの詐欺はほとんど聞いたことがある内容だったが、お得なチラシと思わせる「QRコード詐欺(クイッシング)」は知らなかった。実在のお店になりすまし、期間限定や初回限定をうたい文句にQRコードから詐欺サイトへ誘導する。郵便受けに他のチラシと一緒に入っていたら警戒しなさそう。要注意である。2025/07/14
カエル子
7
いろいろあるなー、しっかし。投資詐欺にだけは引っかからないようにしよう。うまい儲け話なんてあるわけないんだから。AIで声も似せて作れるようになってきてるし、ハイテク詐欺には本当に用心しないと。と思っていたら、投函チラシにやられるとか勘弁してよ。詐欺に騙されかけてる途中で気づけるようになるにはどうしたら良いのか?まで教えてほしかったけど、対策があまり参考にならなかった。確証バイアスの説明すこし間違ってるし。とは言え、悪はあの手この手で攻めてくることを頭に入れて疑いなら生活しよう(なんか悲しいが)。2025/04/09
りりあん
3
⭐︎5 良いケースがたくさん羅列されていました。 クイッシングは偽の広告チラシのみならず、本物から出されているものが改竄されていたり、お店に置いてあるものが別のものにされていたりと結構トリッキーになってますね。要注意です。お手軽で接続先が分かりづらいので。2025/04/09
きなこあん
2
マンションに入ってるチラシ詐欺にはあっぶねーって危機を感じました。ピザのチラシとかクーポン付きで美味しそうだったら思わず注文しちゃいますもん。詐欺が巧妙すぎて、本物かどうかの判断が本当に難しい。詐欺チェッカーでURL確認するのは面倒だけどやるべきですね。2025/04/23