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出版社内容情報
解決できる問題だけに対応し、まちがっていても認めない
――なぜ、そんな“マネジメント”になってしまうのか?
5名ほどの小さなチームから500名を超える大きな組織までを見てきた著者が、「人を動かす」では得られない答えの探し方を教えます。
・アウトプットは60%の力でおこなう理由
・初心者を教育する仕組みをどう作るか
・技術者の貢献を評価してもらうには
・維持・メンテナンスの予算がとりにくいのはなぜか
「部下やお金や人事評価の面倒なんて見たくない」
けれど現実を変えたいあなたへ。
内容説明
「黒い画面なんて開いてないで、ほかにすることがあるだろう?」そんな言葉に耳を貸す必要はない。マネージャーになったとしても、技術者としての成長は続いていく。
目次
第1章 マネジメントできるのは未来だけ
第2章 理想を描いて余裕をつくる
第3章 部下は思いどおりに動いてくれない
第4章 学べる仕組みを実装する
第5章 キャリアパスから組織を考える
第6章 組織の中のお金の理屈
第7章 完成したマネジメントなんてない
第8章 正解のない世界でマネジメントをしていくには
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リン
5
マネジメントも技術をしっかりと追いかける。 20%は成長のために使う。 マネジメントは不確定な将来のリスクを減らす仕事。 マネジメントの目的は現実に変化を起こすこと。 技術職はいまないものを作るので、失敗しても今よりは悪くならない。 新しい世界づくりとこれまでの世界の維持も立派な仕事。全てを変化させるだけではなく、これまでの世界の仕事も守る。 人材排出クラブを目指す。𓏸𓏸さんのところ出身の人はみな優秀、という認知をつくることができれば自然と良い人材が集まってくる。(リクルートの思想に近いか) 2025/03/21
ますみ
2
予算や後進育成や他部者を動かうことやMBOと開発のすり合わせとか、とっても現実的な話についての著者の思考と立て付けの流れが描かれていて少し興味をもつというかやらなきゃなぁという気持ちにさせられる本でした。 結局、自ら考えないとならないのがあるのだけど面白く意義のある課題でしょと語られてる感じがする仕掛けが沢山ありました。2025/06/16
かつばやし
2
・個人の能力が均一でない組織でやりがちなのは、能力の高いメンバーにフル回転で働いてもらい、成果を上げること。これには、仕事が能力の高い人に集中してしまう、組織として請け負うサービスの質にバラツキが出る、という問題がある。 ・通常、アウトプットには最大限の力で取り組むことが期待されるが、それでは個人も組織も消耗し、学びや成長にリソースを割けない。目指すのはアウトプットの最大化ではなく、安定的なアウトプット。 ・マネジメントには正解がない。技術的な探究をするように、マネジメントの正解も自分で探していい。2025/02/21
mocyuto
1
技術者のマネジメント論。マネジメントは交渉ではなく「遠くに大きな問題を置く→未来から逆算して考える→手段を選ばず解決する」ことであると。予算の話や学ぶ仕組みの話などもあるが、本質は最後の第8章と思いました。問題の解決には変化を起こさないといけないし、その変化を起こすには財務や労務など技術以外のことなど全体を知っているほうが動きやすくなるのでそういうことを学ぶことが大切だと。 2025/06/14
むらむー
1
「結局のところ、技術を身につけるのに必要なことの多くは、出会った人から得ていた」 これが、この本を読んで一番刺さった部分でした。自分の経験を振り返ってみたら、確かにそうだなあと思わせてくれました。同僚とのコミュニケーションはもっと大事にしていこうと思っています。 あとは育成型のクラブチームを目指すという考え方にも良いなと思いました。メンバーのためだけでなく、結果的に自分たちの組織の評判も良くなるし、業界の貢献にもなる。これも今後大事にしていきたい考え方になりました。2025/03/23
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- 人魚の眠る家 幻冬舎文庫