出版社内容情報
空間コンピューティング(Spatial Computing)とは、現実世界とコンピュータシステムを視覚的に複合する技術を指し、AppleがApple Vision Proで実現する新しい3Dの世界を言い表すために用いている表現です。Apple Vision Proを使用すれば視界全体を作業スペースにできるため、PC操作の新しい体験への期待が寄せられています。
本書は、Apple Vision Proの開発に用いるvisionOSに焦点を当て、ARアプリの事例を用いながら開発方法について解説します。ノーコード/ローコードでの扱い方、SwiftUIでのアプリケーション開発、実装事例を通した3D表現、タイマーアプリなど基本的なトピックが含まれたアプリを用意し、Unityで作成する方法とすでに作成されたアプリをVision Proアプリに移植するための手順といった実践についても解説します。
本書内で紹介するアプリはXcodeのvisionOSシミュレータで試すことができます。
内容説明
インターフェースシフトに備えよ。
目次
第1章 ノーコードorローコードで遊ぶvisionOS
第2章 SwiftUIによるAI英会話アプリ開発
第3章 空間を活用したタイマーアプリ開発
第4章 SunnyTuneの実装事例
第5章 UnityによるvisionOSアプリ開発
第6章 PolySpatialによるUnityプロジェクトの移植
著者等紹介
服部智[ハットリサトシ]
株式会社サイバーエージェントXRエンジニア。株式会社AbemaTVにてiOSアプリ、ゲーム端末向けアプリ実装などを担当後、社内異動しCyber AI ProductionsでバーチャルプロダクションやxR系サービス作成に従事。GitHubでのvisionOS 30 DaysチャレンジがvisionOS開発界隈で世界的に注目を集め、テックカンファレンスへの登壇や勉強会の主催を行っている
小林佑樹[コバヤシユウキ]
株式会社MESON代表取締役社長。東京大学大学院卒。大学院在学中に複数社スタートアップにてエンジニアとして開発に関わる。また株式会社リクルートホールディングスにて、インターン生として初めてNewRingに入賞し、新規事業立ち上げを経験。2017年9月1日株式会社MESONを設立。2022年9月1日株式会社MESONの代表取締役社長に就任
ばいそん[バイソン]
株式会社サイバーエージェントXRエンジニア。XRにおける「遊び」と「デザイン」を探求する偶蹄目。総務省異能β認定。業務として、バーチャルプロダクションスタジオの撮影シミュレーションシステムの開発を行う
副島拓哉[ソエジマタクヤ]
株式会社サイバーエージェントiOSエンジニア。大学在学中にiOSアプリケーション開発に出会い、ARKit、SceneKitを用いたECサービス向けアプリケーションなどの個人開発を行う。現在はFanTech領域にて大手芸能事務所のファンコミュニケーションサービスのiOSアプリケーション開発を行う
佐藤寿樹[サトウヒサキ]
株式会社MESONエンジニア。ゲーム会社でコンシューマーゲームやスマートフォン向けのアプリ開発、VR/ARのゲーム開発などを行う。株式会社MESONでApple Vision Pro向けのSunnyTuneの開発を行う
加田健志[カダタケシ]
株式会社サイバーエージェントXRエンジニア。組込みソフト開発・遊技機開発などを経て、2015年にVRとUnityに出会う。それ以来、Unity&XRエンジニアとしてVRゲーム・VRライブ・ARアプリなどの開発に従事。現在は次世代スポーツ映像開発を行っている
比留間和也[ヒルマカズヤ]
株式会社MESON CTO。Webエンジニアを経て、3DCGの魅力に惚れ込み、Unityエンジニアに転身。その後VRに出会い、株式会社コロプラでVRゲーム開発に従事。しばらくしてARを世に広めたいという思いから株式会社MESONに転職し、少ししてCTOに就任。現在もXRプロダクト開発を行いながら、どうしたら世にXRが広がるかを模索中
清水良一[シミズリョウイチ]
株式会社サイバーエージェント技術広報エンジニアのインタビュー記事や動画制作に従事。Blenderを活用した映像制作ワークフローに注力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。