出版社内容情報
『「数学をする」ってどういうこと?』の第2弾です。今回も日常社会に潜む数学を取り上げます。今回は特に「偏り」に着目し、数学的な観点で解明していきます。不自然に偏って見える素数の分布が、実は素数全体のバランスをとるうえでは自然な現象でした。それを深リーマン予想を使って証明し、さらに、どのあたりに素数があるべきなのかまで考えていきます。ランダムなはずなのに偏りがある素数、一体どういうことなのか。それが私たちの感性や日常とどう関わってくるのか、奥深い素数の世界を堪能できる1冊です。
目次
第0部 数学は論理じゃない?(再会;数学は論理じゃない?;入試問題より;論理の先にあるもの;入試問題より;論理の先にあるもの;素数はランダム?;双子素数予想の心;素数はいつ現れるか;AIにできないこと)
第1部 ABC予想(良い定理とは;一般化で証明の本質を探る;ユークリッドの証明の一般化;フェルマーの最終定理;ランダウの4問;ラディカルの心;太り過ぎの見分け方;A、B、Cの役割)
第2部 コラッツ予想(コラッツ予想とは;「100%」の意味;確率とは;円が切り取る線分;測度って何?;シラキュース関数;タオの定理;ランダムな自然数;泥だらけのサイコロ)
第3部 チェビシェフの偏り(「チェビシェフの偏り」とは;無限を表す関数;ゼータとLの予想の復習;「偏り」の解明)
著者等紹介
小山信也[コヤマシンヤ]
1962年新潟県生まれ。1986年東京大学理学部数学科卒業。1988年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。理学博士。慶應義塾大学、プリンストン大学(米国)、ケンブリッジ大学(英国)、梨花女子大学(韓国)を経て、東洋大学理工学部教授。専攻/整数論、ゼータ関数論、量子カオス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やす
_apojun_
志
都人
monado
-
- 電子書籍
- 幼女戦記【ノベル分冊版】 182
-
- 電子書籍
- 冷血公爵の攻略方法【タテヨミ】第75話…
-
- 電子書籍
- アルバトロス・ビュー No.853
-
- 電子書籍
- シティ情報おおいた 2020年6月号 …
-
- 電子書籍
- EVEN 2015年11月号 Vol.…