出版社内容情報
「Svelte(スベルト)」は、ユーザーインターフェイスを構築するためのJavaScriptフレームワークのひとつです。Svelteには、ユーザインターフェイスで重要な役割を担う「状態管理」を特別な記法や関数を使うことなく記述できる、作成したコンポーネントをランタイムなしで実行可能な形に変換する(コンパイル)といった特徴があります。本書では、近年注目を集めているSvelteの基本について解説するとともに、SvelteをベースとしたWebフレームワーク「SvelteKit」によるWebアプリケーション開発についてもしっかり解説します。
内容説明
Svelte(スベルト)は、ユーザーインターフェイスを構築するためのJavaScriptフレームワークのひとつです。本書の前半では、Svelteの基本に加え、開発環境の構築、複雑なUIを構築するための各種機能を解説します。本書の後半では、SvelteをベースにしたWebアプリケーションフレームワーク「SvelteKit」について、サーバーサイドの記述も含め丁寧に解説しています。
目次
第1章 はじめてのSvelte
第2章 Svelteの基本
第3章 Svelteのリアクティビティ
第4章 Svelteの高度な機能
第5章 SvelteKitによる複数ページアプリケーションの開発
第6章 SvelteKitリファレンス
第7章 MongoDBとVercelによる本番環境の構築
第8章 Auth0によるパスワードレスログイン実装とセッション管理
第9章 ユーザー体験の改善―OGPタグとプリレンダリング
著者等紹介
Kyohei Hamaguchi[KYOHEI HAMAGUCHI]
1990年三重県生まれ。筑波大学情報科学類でコンピュータサイエンスを学び、以降15年にわたり起業家兼ソフトウェアエンジニアとして活動。現在は米国・ドイツの企業を対象にエンジニアリングとコンサルティングに従事する傍ら、パーソナルデータの保護を推進する非営利団体Conscious Digitalに参画し、国内法への対応を支援している。登録情報セキュリティスペシャリスト
小関泰裕[コセキヤスヒロ]
1990年山形県生まれ。筑波大学情報学群卒。現在は主にWebアプリケーション分野のソフトウェアエンジニアとして活動中。学部生時代にシステムプログラミングの授業で作った自作のHTTPサーバーがブラウザと通信できることに感動し、以降Webの面白さに取りつかれる。フロントエンド開発ではReact、Vueと渡り歩き、Svelteが良いらしいと聞いて使い始め、今では実案件でも個人開発でもSvelteを使うようになった。近年は、専攻していた分散ソフトウェア分野とWeb分野の交差点にあたるWebRTC技術に注目し、本書共著者とともにWebRTCを用いたビデオチャットSDKを開発している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。