出版社内容情報
▼これは物理現象としての、人類の物語。
▼「人間とは何か」「我々はどこから来てどこに行くのか」__こうした問いに対し、本書は「人間は物理現象である」という立場から論を展開していく。人間の存在は、物理法則を超越した奇跡ではない。しかし、今ここに知性と意識を有する人間として生きていることは、無数の偶然が重なり合った結果として実現された、奇跡的な出来事なのである。
生命・知性・意識の3つの面から奇跡的な物理現象としての人類を語る、迫真のサイエンス読本。
内容説明
これは物理現象としての、人類の物語。
目次
第1部 宇宙の中の人間(宇宙と原子と人間と;分子が生み出す生命;宇宙の息吹)
第2部 知性に至る進化(知性は進化の必然か;人間的思考の限界;人類を補完するもの)
第3部 意識とは何か(意識をもたらすもの;場の量子論とリアリティ;心と物)
著者等紹介
吉田伸夫[ヨシダノブオ]
1956年、三重県生まれ。東京大学理学部物理学科卒業、同大学院博士課程修了。理学博士。専攻は素粒子論(量子色力学)。科学哲学や科学史をはじめ幅広い分野で研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 25ans 2014年3月号