出版社内容情報
イラスト満載で子どもから大人まで楽しめる!
「カーボンニュートラル」ってなんだろう?
最近、よく聞くようになったけどなかなかピントきませんね。
私たちの身近な問題となった地球温暖化、気候変動の主な原因となっているCO2を減らして、カーボンニュートラル社会を目指そうと世界や日本が取り組みを進めています。
カーボンニュートラルはどんなことをしなければならないのか? 地球温暖化を防ぐ1.5℃目標を達成するためには、CO2を出す製品の原料となる化石燃料(石油)を使わないようにする、化石燃料にかわる物質を探す、またCO2を回収するなど、多岐にわたります。カーボンニュートラル社会をめざすには、技術のみならず社会のしくみについてもかえていかなくてはなりません。さらに、エネルギー自給率の低い日本では、地政学を踏まえたエネルギー調達についても考えていく必要があります。
本書では、難しく感じられるカーボンニュートラルの知っておきたいしくみや技術について、ウサギさん、カエルさん、フクロウさんが身近な例をあげながら、オールカラーのイラストでわかりやすく解説してくれます。
小中学生のみなさんはイラストからイメージをつかんでもらい、大人の方は解説もしっかり読んでもらうことで、楽しくカーボンニュートラルを知ることができます。
SDGsの目標を達成するためにも重要な脱炭素化をめざすためにも、本書と一緒に考えてみましょう!
内容説明
未来につなげる・みつけるSDGsの目標をかなえる入門書。カーボンニュートラルは未来につながるクリーンなエネルギーでCO2を減らす!!世界がこれまでにないほど協力して、地球温暖化の原因になっているCO2を減らそうとしています。石油や石炭などの化石燃料を使うことで、技術が発展して生活が豊かになりました。その一方で、地球にたくさんのダメージをあたえ、私たちにもその影響が跳ね返ってきています。地球を助けるため、これからも安心して生活するためにはどんなことを知らなければならないのか、この本ではその中でも「カーボンニュートラル」について学びます。カーボンニュートラルは、SDGsの次の3つの目標をかなえることができます。「目標(7)エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」「目標(9)産業と技術革新の基礎をつくろう」「目標(13)気候変動に具体的な対策を」どんな技術が必要で、私たちにどんなことができるのか、ぜひ一緒に考えてみましょう。
目次
0章(序章) 地球温暖化が進んでいる
1章 カーボンニュートラルをめざそう
2章 再生可能エネルギーを使おう
3章 水素でCO2を減らそう
4章 CO2を回収して利用しよう
5章 カーボンニュートラルを実現しよう
著者等紹介
小野〓正樹[オノザキマサキ]
一般財団法人エネルギー総合工学研究所、アドバイザリー・フェロー、博士(工学)、米国プロフェッショナルエンジニア(PE)。1975年、早稲田大学大学院理工学研究科化学工学専修修士課程修了後、千代田化工建設株式会社に入社。1980年から1981年まで石炭転換技術の研究のため米国ウェストバージニア大学留学。石油精製、化学プラントの設計、建設を担当。2000年に現研究所に移籍し、化石燃料グループの部長、研究所の理事として、エネルギー技術戦略策定や化石燃料の利用技術の検討、CCUSやカーボンニュートラルの研究に従事。また、経済産業省のエネルギー関係の各種委員を歴任
小野〓理香[オノザキリカ]
2006年、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業、2008年、東京芸術大学大学院映像研究科修士課程修了、会社員を経てフリーランスのイラストレーター、映像クリエイターとして独立。2018年“JIA Illustration Award 2018”でグランプリ受賞。幅広いタッチで多くの書籍の挿絵・イラストを手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
FOTD
おふみ