出版社内容情報
現在、多くの企業において、様々な製品やサービスでデータが大量に収集され、それらのビッグデータを活用することによりシステムや部品やソフトの性能や信頼性を向上させるニーズが高まっています。しかしながら、良く使われる標準偏差やモンテカルロシミュレーションなどの既存の方法では一般的なバラツキを精度良く扱うことはできないため、それなりの誤差が避けられません。収集データが十分多く、信頼性の高い情報があったとしても、部品やシステム、ソフトの設計や評価・解析の過程で精度良くバラツキの情報を反映できないのです。性能や信頼性を向上させたつもりでいても、実は見えていない誤差が大きかったりします。
それでは、実際にどのようにバラツキを扱えばよいのでしょうか。本書は、それらを解決すべく分布の形状に着目して、分布による比較、演算、シミュレーションなどの方法を現場に即した例を交えながら解説します。
内容説明
多くの企業にとって無視できない製品、設備、システム、ソフトなどの様々な設計で課題となる「バラツキ」。既存の数学モデルではうまく解決できないバラツキも多い。本書は、その状況を打開すべく「分布」に着目。分布を比較、演算し、厳密にバラツキを扱う方法を紹介する。
目次
バラツキの重要性
数値演算の限界
バラツキの扱われ方
バラツキを厳密に対処する
演算要素としての分布
分布による演算(ステップ1)
分布による比較(ステップ2)
相関関係がある分布の演算
分布による時系列演算
微分方程式の分布解
分布を演算する電卓
分布を使った設計例
著者等紹介
小池伸[コイケシン]
名古屋大学工学部卒業後、自動車会社に入社。シャシー設計、技術企画、自動運転・先進安全開発などの領域で車両制御、予防安全、運転支援などのシステムや部品の製品開発・設計や技術企画を経験し、現在は領域の品質管理、知財管理などに従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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