出版社内容情報
リニア中央新幹線建設や日本国際博覧会に伴う新しいインフラ需要に沸く建設業界。その市場規模(建設投資額・2021年度)は62兆円、46万8千社、就業者数482万人という巨大産業です。5年連続で建設投資額は60兆円を超える一方で、深刻な人手不足や長時間労働問題という課題を抱えています。技能者ばかりでなく資格が必要な施工管理技士(現場監督)の不足や働き方改革に取り組むため、建設テックなどのITシステムを積極的に導入しDX化を進めています。本書では建設業界を土木と建築に大別し、巨大かつ重層的な産業の全貌やそれぞれのビジネスモデル、儲けのしくみを理解します。さらに、分業化された各業界で働く人の仕事内容や必要な資格などを知ることができます。2022年以降の業界展望を紐解く政策や法令の概要から、インフラや公共施設の老朽化対策など身近な問題まで、就活生はもちろん、新たなビジネスチャンスを探している人にも、気になる業界の最新動向がわかります。
内容説明
土木業と建築業の重層的な事業領域からダム・プラント・超高層ビルの造り方まで業界の必須知識をまるごと理解!
目次
1 建設業の役割と概要
2 建設ビジネスのしくみ
3 工種と業種でわかる土木業の基本
4 工種と業種でわかる建築業の基本
5 建設業界の仕事とプロジェクトに必要な資格
6 建設業に関わる法制度や政策とその対応策
7 建設業界の現状と課題
8 建設業界を支える最新技術
9 建設業界の展望
著者等紹介
降籏達生[フルハタタツオ]
ハタコンサルタント株式会社代表取締役。1961年兵庫県生まれ。映画「黒部の太陽」を観て、困難に負けずに建設する姿に憧れる。83年大阪大学工学部土木工学科を卒業後、熊谷組に入社。ダム、トンネル、橋梁など大型工事に参画。阪神淡路大震災にて故郷の惨状を目の当たりにして開眼。建設技術コンサルタント業を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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