出版社内容情報
セキュリティの重要さは何となくわかっていても、実際にセキュリティ対策にじっくり取り組む時間を捻出したり、仕事を割り振ったりするところまではなかなか行動に移せないことも多いかと思います。
特にリソースの限られた小さな企業にとっては、後回しにせざるを得ないのが実情ではないでしょうか。
そこで本書では、自社の時間的・金銭的余裕に合わせて、「低予算でできる対策」「短時間でできる対策」「セキュリティ計画の立て方」などをまとめました。市販のセキュリティサービスやソフトウェアを選定するときの判断基準も示しました。
技術的な解説はできるだけ省略し、ITについての事前知識がなくても、すぐにセキュリティ対策に取り掛かることができるでしょう。
架空の企業「ヒグマ水産加工」を例として、セキュリティ対策実施の流れを社長/セキュリティ担当者の会話を挟みながら解説します。その中で、セキュリティ対策を実際に試すうえで出てくる素朴な疑問にも回答していきます。
目次
1 セキュリティってどこから始めればいいの?(セキュリティの全体像;セキュリティ対策に必要なあれこれ)
2 お金をかけずにできる対策(社員の所持品とその使い方を調査する;社員が管理している資産を整理する ほか)
3 手間をかけずにできる対策(セキュリテイ製品・サービスを導入するまでの流れ;パソコン/スマホ/サーバーを守る製品・サービス ほか)
4 本格的なセキュリティ対策への第一歩(セキュリティ計画を作ってみよう:前半―担当決めから脅威分析まで;セキュリティ計画を作ってみよう:後半―対策とスケジュール作成 ほか)
5 知っておくべきこと、やっておくべきこと(代表的なサイバー犯罪を理解する;サイバー犯罪の巻き込まれたときはどうすればいいのか ほか)
著者等紹介
梧桐彰[ゴトウアキラ]
1977年北海道生まれ。情報処理安全確保支援士、理学修士。主に外資系ITセキュリティ企業にてコンサルタント、セールスエンジニア、プロジェクトマネージャなどを担当。専門はエンドポイントセキュリティ、IoTセキュリティ、フィッシング対策など
那須慎二[ナスシンジ]
株式会社CISO代表取締役。中堅・中小企業専門のセキュリティ支援を中心に事業を実施しており、著書に『withコロナ時代のためのセキュリティの新常識』(ソシム)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。