出版社内容情報
★シーンの基本構造からテロップの入れ方まで
「見よう見まねで編集をしているが、これでいいのかさっぱりわからない」
「動画を見せても、わけがわからないと言われてしまう」
……動画の意図を正しく伝えるためには、「文法」の理解が必要不可欠です。
映画やTV、YouTubeやプレゼン用動画などで普遍的に活用できる「動画編集のルール」を、NHKで1万番組以上制作・編集、
新規契約を殺到させ"スポットの神様"と呼ばれた著者が体系化!
制作側は勿論、動画を発注する側だって、文法を知らないとNGも出せません!
(根拠なくNGを出すのはパワハラになります)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tieckP(ティークP)
11
この本には2つの美点があって、1つは動画のルールについて文法のように言語化した形で学べること、もう1つは誰もが1度だけは自分の人生を優れた小説にできると言われる意味で、興味深いエッセイとなっていること。本の題名から前者だけを期待すると、内容は伴っているものの、くせが強すぎるかもしれない(自慢も多いし)。しかし、その部分もこの1冊にひとりのこだわりと自己顕示欲を持つ動画職人の人生が乗っかっていると思えば興味深く読める。これだけ曝け出せば技術の説明についても正直であろう、という担保になっているのも良い。2025/04/18
Tenouji
9
ん~『filmmaker's eye 第2版』を詳しく説明したような内容なんだけど、説明が長いな。ということで、飛ばし読み。ただ、全然内容とは関係ないけど、映像を理解できる人間の能力のAI化ってできるのだろうか…2023/05/27
AQL
5
たとえば上司が新人部下と食事をしながら「休むのも仕事のうちだから有休はちゃんと取ろう」とか「何々のことは誰々さんが詳しいから困ったら質問に行くといい」とか最初はまじめにアドバイスしていたのに、だんだん「家族を養う責任感が男を成長させるんだ」とか「3年前に社長賞を取った企画はここが苦労した」とかノイズが混じりだして、聞いている方はひたすら疲れだけが残るあの感じ。マッチ・カットの説明を「近藤真彦の髪型ではない」から始める昭和オヤジのギャグセンスに500ページつき合える忍耐力があれば学べることは多い。2022/08/28
ツクエカジリ
3
「メディア」「ストーリーテリング」「情報の編集」といった最近の個人的キーワードから手に取った本。 「言語化されにくい動画編集のセオリーを体系化する」というコンセプトにたがわず、かなり実践的な内容。なんだけど、ちょいちょい溢れる昨今の映像業界への怒りがもう、止まんないったらない。現場叩き上げの人から見たらそりゃyoutuberとかイラッとするんかもやけど、「息抜きコラム」がぜんぜん息抜きになってないw 他の方も書いてたけど、居酒屋でベテランの職人さんの話につきあってるみたいな気分になる本。2024/11/18
yyhhyy
3
文章に皮肉が多いので読む人を選ぶのだが、所謂”繋がっている動画”とはどういうことか丁寧に紹介された本。知ってから映像作品を見ると確かにこの基本が守られている。ホームビデオを撮る人にしても知っておいた方が都合が良い内容だと思った。2023/01/09
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- 和書
- 猫は大泥棒 文春文庫