施策デザインのための機械学習入門―データ分析技術のビジネス活用における正しい考え方

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施策デザインのための機械学習入門―データ分析技術のビジネス活用における正しい考え方

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  • サイズ A5判/ページ数 309p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784297122249
  • NDC分類 336.17
  • Cコード C3055

出版社内容情報

予測に基づいた広告配信や商品推薦など、ビジネス施策の個別化や高性能化のために機械学習を利用することが一般的になってきています。その一方で、多くの機械学習エンジニアやデータサイエンティストが、手元のデータに対して良い精度を発揮する予測モデルを得たにもかかわらず、実際のビジネス現場では望ましい結果を得られないという厄介で不可解な現象に直面しています。実はこの問題は、機械学習の実践において本来必要なはずのステップを無視してしまうことに起因すると考えられます。機械学習を用いてビジネス施策をデザインする際に本来踏むべき手順を無視して予測精度の改善だけを追い求めると、「解くべき問題の誤設定」や「バイアス」といった落とし穴に気づかぬうちにハマってしまうのです。

この問題を解決するためには、機械学習のビジネス応用において必要となる前提条件を着実にクリアしなくてはなりません。しかし多くの現場では、「学習」や「予測精度」などに関する手法やテクニックのみに注目してしまう傾向があり、「機械学習にどのような問題を解かせるべきなのか」「実環境と観測データの間の乖離(バイアス)の問題にどのように対処すべきか」といった効果的なビジネス施策をデザインするために重要な観点が軽視されがちです。機械学習をビジネス施策に活かすための前提が整えられていないにもかかわらず、発展知識を身に付けたり論文の内容をそのまま実装したところで、望ましい結果を継続的に得ることは難しいのです。

本書では、ビジネス施策を自らの手で導くために必要な汎用的な考え方を身につけることを目指します。そのため本書ではまず、機械学習をビジネス現場で活用する際に本来踏まねばならないステップを明文化した汎用フレームワークを導入します。そしてその汎用フレームワークを活用しながら、効果的な施策を自らの手で導出する「施策デザイン」の流れを繰り返し体験します。これまで軽視されてきた「機械学習の威力を担保するために必要な前提のステップ」をフレームワークとして明文化し、データから施策を導くプロセスを自らデザインするという斬新なコンセプトで、ビジネスにおける変幻自在/臨機応変な機械学習の応用を可能にすることが、本書の最終目標です。

内容説明

「バイアス」に惑わされない臨機応変な機械学習の応用技術。これまで素通りされてきた「予測の前段階」に焦点を当て、データ分析者としての新たな腕の見せ所を浮かび上がらせる。

目次

1章 機械学習実践のためのフレームワーク
2章 機械学習実践のための基礎技術
3章 Explicit Feedbackを用いた推薦システム構築の実践
4章 Implicit Feedbackを用いたランキングシステムの構築
5章 因果効果を考慮したランキングシステムの構築
付録A 演習問題

著者等紹介

齋藤優太[サイトウユウタ]
2021年に、東京工業大学で経営工学学士号を取得。大学在学中から、因果推論と機械学習の融合技術(反実仮想機械学習)や、バイアスを含むユーザの行動ログに基づく推薦・ランキング学習に関する研究を行う。その過程で、ICML・RecSys・SIGIR・WSDM・SDMなどの機械学習・データマイニング領域におけるトップレベル国際会議にて査読付論文を発表。2020年には、半熟仮想株式会社を共同創業。以降当社の科学統括として、複数の国内テクノロジー企業との共同研究の取りまとめを担当、専門技術の社会実装や大規模実証研究に取り組み、その研究成果の一部が日本オープンイノベーション大賞・内閣総理大臣賞を受賞。2021年秋からは、Cornell University、Department of Computer Science(Ph.D.program)に進学し、関連領域の研究を継続する

安井翔太[ヤスイショウタ]
2013年にNorwegian School of Economicsにて経済学修士号を取得しサイバーエージェント入社。入社後は広告代理店にて広告効果検証等を行い、その後2015年にアドテクスタジオへ異動。以降はDMP・DSP・SSPと各種のアドテクプロダクトにおいて、機械学習に関する業務やデータを元にした意思決定のコンサルティングを担当。現在はAILabの経済学チームのリーダーとして経済学と機械学習の融合に関する研究を行う一方で、Data Science Centerの副所長として社内のデータサイエンスプロジェクトのコンサルティングも担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Taizo

4
まず著者が執筆時は大学生であったことを知り驚愕。ある程度以上であれば年齢と実力関係ないとはいえ、このレベルの著作をまとめ上げる理解力と構成力、そして集中力には畏敬の念すら覚える。内容としても非常にレベルが高い。個人的には機械学習を社会実装する上で最も高難易度と感じている「問題設定」の部分に真摯に切り込んでいる。その上で、機械学習を業務に応用し成果を出すための「考え方」にフォーカスしている点が他の書籍とは一線を画している。小手先のテクニックではない分即効性はないが、機会学習を使う人は必読の書だと感じた。2022/05/12

yyhhyy

3
入手可能な情報にバイアスがあることはわかっていても配慮せず分析すると”どうも成果が改善しない”という現象に陥ることがある。この視点で書かれた本は少なく、本書は様々な事例から考え方を提供してくれる2021/12/25

みぎつた

2
ちょうどレコメンドの勉強をし始めたので、とても役に立った。2021/10/30

シエナ

1
バイアスのあるデータをいかに数学的に処理するかという話について書かれている。初めに書かれている「解くべき問題を間違えている」は実際ビジネスシーンでは多いんだろうなという印象。2024/01/08

tossy

1
174ページまで読了。所々さらっと流しつつ読んだ。内容を理解するためのギャップが大きいと感じた。自身の実力がまだ理解できる段階に達してないからと思われる。機械学習実践のためのフレームワークを体得し、自在に応用できるようになることが本書の目標となる。反実仮想機械学習。別途、全部読む予定。2023/05/06

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