出版社内容情報
「新型コロナワクチンや治療薬の開発に、なぜ日本は出遅れたのか?」
そんな疑問をもつ一般の方にも“ため”になる、医薬品業界のしくみや国内メーカーの経営環境を本書では解説しています。身近な調剤薬局やドラッグストアなどの販売、医薬品業界のビジネスの前提となる社会保険システムについても学ぶことができます。治療用アプリやオンライン服薬指導など、最新の業界トピックも満載!
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国内市場の売り上げ約9.5兆円の医薬品業界。そのうちの9割は医療用医薬品(処方箋の必要な薬)で、1割はドラッグストアなどで販売されているOTC医薬品という売り上げ構成です。新薬の創出には1剤1千億円の費用と10年以上の研究開発期間がかかる一方、当たれば兆を超える巨大な利益を生み出すこともある、ハイリスク・ハイリターン事業です。遙かに資本力のある海外企業と競争するため、国内300社あまりの製薬会社は統合・再編、得意分野の事業を売買して生き残りを図っています。一方、患者に身近な存在である調剤薬局やドラッグストアなどの医薬品販売業も、国の制度や報酬が経営に大きな影響を与えることもあり、複雑で理解しにくいビジネスですが、本書を読めばしくみと最新動向がわかります。MSLやMR、PM、MSなど製薬会社や医薬品卸業の専門職の業務内容や、薬剤師の仕事など業界で働く人のキャリアについても学べます。
内容説明
メガファーマやバイオベンチャーの事業戦略から製薬・卸・販売の業務、新薬開発のトレンドまで、業界の必須知識をまるごと理解!!
目次
1 医薬品業界の現状
2 国内外の大手製薬会社の歴史と動向
3 医薬品業界の組織と仕事
4 医薬品業界の法律と規制
5 新薬開発の流れ
6 医薬品の処方と適正使用
7 調剤薬局とドラッグストアの行く末
8 ビジネスの前提となる社会保障システム
9 革新的新薬開発に向けてのトレンド
10 医薬品業界の将来像
著者等紹介
松宮和成[マツミヤカズナリ]
医療広告代理店企画制作部エディターチーフ。慶應義塾大学卒。健康・福祉分野の出版社勤務後、高齢福祉の専門新聞の記者として勤務。2015年より医療広告代理店にて製薬会社の医師向け・患者向けの医薬品の情報提供資材・情報誌、疾患情報Webサイト、MR業務支援ツールなどの企画・制作業務を行う。2018年より現職。医薬と高齢福祉の両文野の知識とネットワークを生かして製薬会社の地域包括医療・ケア時代のMR活動の新規事業計画立案、マーケティングマニュアル作成にも携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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