出版社内容情報
組込みシステム開発と言えば、従来は電子回路からアプリケーションまでの垂直型開発を意味し、おもな要素技術はミドルウェアよりも下位層、とくにOSとデバイス制御に大きなウェイトが置かれていました。しかし近年は、最下層から開発することはせずに、既存のOSあるいはミドルウェア以上でアプリケーションを直接開発するプラットフォーム型開発が主流となりつつあります。
このような状況を踏まえ本書では、最初に手を動かしながらプログラミングを体験し、組込みアプリケーション開発に必要な要素技術と関連する情報を体系的に学ぶことができる構成になっています。執筆陣は企業や大学で人材育成にも精通したプロフェッショナルです。さらに末章では組込み開発の現場で採用される開発プロセスも解説しているので、新社会人の研修テキストとしてもご活用いただけます。
内容説明
組込み技術者の必修テキスト。ETSS(組込みスキル標準)レベル1~2の内容と現場で必要な技術・関連知識が習得できる!
目次
1 組込みの門をくぐってみよう(組込みプログラムの最初の一歩;“思ったとおり”に動かそう;割込みとタイマを実装してみよう ほか)
2 組込みシステムを支える技術(マイコン基礎知識;外部の情報を知るための周辺機能;リアルタイムOS ほか)
3 組込み開発の流れを知ろう(開発プロセス;開発プロセスに関連する用語と解説)
Appendix
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
19
図書館本。組込み技術の基本の学び直しに最適でした。2023/01/20
の
1
実機が欲しい。2021/07/23
Kimi
0
内容は入門寄りだったので、結構飛ばしながら読んだものの、そういえばそんな内容あったな、というものが多数あったため、復習になった。2025/04/26
konoha
0
ETECクラス2の受験用に読みましたが、試験範囲は広範かつ公表されている情報だけでは十分絞れないので、本書だけ合格出来るか?ただ他に適当な教材は見当たらず、自分の場合はこれまで得ていた雑多な知識でカバーした感じです。2024/09/16
りかねん
0
ETECを受けようと思って図書館で借りた。基礎基本がバランスよくまとめられていて想像以上に良書であった。組み込み開発にこれから入っていく人は一読するといろんなものの敷居を下げられていいかもしれない。2023/02/12