出版社内容情報
GPUの基本構造と技術動向に焦点を当てた『GPUを支える技術』の増補改訂版。GPU/AIアクセラレータの劇的進化に合わせて、解説も大幅に増強しました。
3Dグラフィックス、ゲーム、VR/AR、科学技術計算、ディープラーニング、人工知能/AIに至るまで、GPU/並列処理の存在感は高まる一方です。その背景にあるハードウェアや計算処理への要求とはどのようなものでしょうか。本書ではGPUの今を軸に、ハードウェア&ソフトウェアの観点の技術基礎、SIMT/SIMDなどの超並列処理のポイント、欠かせない周辺技術まで徹底解説。実製品や事例を豊富に盛り込み、広くエンジニアの方々へ現場で役立つ技術知識を凝縮してお届けします。
目次
第1章 「入門」プロセッサとGPU
第2章 GPUと計算処理の変遷
第3章 「基礎知識」GPUと計算処理
第4章 「詳説」GPUの超並列処理
第5章 GPUプログラミングの基本
第6章 GPUの周辺技術
第7章 GPU活用の最前線
第8章 ディープラーニングの台頭とGPUの進化
著者等紹介
Hisa Ando[HISA ANDO]
シリコンバレーで、1990年代に先端プロセッサの開発に従事。現在はフリーのテクニカルライターとして、プロセッサやスーパーコンピュータ関係の報道や解説を中心に活動している。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
icon
1
グラフィック系の人を対象にしている感じが強いかも。DL向けではない。歴史を追うにしても技術的な側面が強い。産業史、市場分析には向かない気がするし、科学計算系にも向かない。ただ、現在、グラフィック系、dl系、科学計算系で分化している、というのは面白かったかも。2023/04/26
ashiato45
0
GPUの構造から解説し、使われ方やその特性まで解説していて良い本だった。特に5章のあたりは、それまでのGPUの構造からどのようなときにGPUの効率が落ちてしまうか、そのようなときどこを見ればよいかというところまで話をしてくれているのが実践的だった。2022/11/04
kinaba
0
ハードウェアレベルの話から各種応用からプログラミングパラダイムまで、隙なくGPU周りのトピックをカバーしていて非常によかったです。2021/05/29