出版社内容情報
セイバーメトリクスとは、ベースボールのデータを利用して戦術を分析することです。本書は、データアナリスト、野球愛好家にRを利用したセイバーメトリクスを紹介します。Rは、データの読み込み、適切なフォーマットへの変換、グラフによるデータの視覚化、統計分析の実行まで、すべての分析ステップを完結できる便利なソフトウェアです(使用されているすべてのデータセットとRコードはオンラインから利用できます)。
第2版では、Rのモダンなデータ分析を可能にするtidyverseを採用し、選手やボールの動きを高速・高精度に分析するために必須となったStatcastによるプレーヤ追跡データを加筆しました。初版のすべてのコードをtidyverseに準拠して修正しました。さまざまなベースボールのプレーとそのデータを通して、モダンなRの利用方法とセイバーメトリクスについて学習できます。
内容説明
セイバーメトリシャン、熱烈な野球ファン、野球データの探求に興味のある学生に向けたデータ分析ガイド。
目次
野球データセット
R入門
グラフィックス
得点と勝利の関係
得点期待値を用いたプレーの価値
ボール球とストライク球の効果
フレーミング
選手の成績推移
シミュレーション
バッターの好不調分析
データベースを利用したパークファクターの計算
Statcastの打球データ
付録A Retrosheetファイルの説明
付録B MLBAM Gameday・PITCHf/xデータの活用
付録C Statcastデータの活用
著者等紹介
露崎博之[ツユザキヒロユキ]
2015年に中央大学理工学部経営システム工学科を卒業後、マーケティングリサーチ会社に入社。2020年からはプロ野球球団にて編成・スカウティング担当のアナリストとして従事。スポーツ×アナリティクスの更なる飛躍に向けてイベントの主催など鋭意活動している
Yoshihiro Nishiwaki[YOSHIHIRO NISHIWAKI]
London School of Economics and Political Science(LSE)修了。Rは学生時代に独学。1994年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。