出版社内容情報
本書は、SQLの文法は学んだもののSQLに苦手意識を持っているITエンジニアのための書籍です。
複雑なSQLを読める/書けるようになるには、データベースの表をカタマリで操作する考え方(集合志向)を理解する必要があります。本書では、「データベースの表をカタマリで操作するイメージ」を持てるように、文法の解説はいったん脇に置き、どのようにイメージすれば良いか、ほかの手続き型言語とどう違うか、というポイントを豊富な図を使って入念に解説します。
また、SQLやデータベースで起こりがちな性能、メンテナンス性、開発効率などの問題を解決するには、データベースのしくみを理解し、アプリケーションとデータベースの役割を適切に分担する必要があります。こちらについても、さまざまな図と例を使って、問題が起きるメカニズムと解決のアイデアを紹介します。
目次
第1章 SQL再入門(SQLは集合指向の言語と心得よう;SELECT文はカタマリを切り出す形でイメージしよう ほか)
第2章 SQLとデータベースのしくみ再入門(データベースがSQLを処理する流れを理解する;実行計画で実際のアルゴリズムを把握しよう ほか)
第3章 アプリケーチョンとデータベースの役割分担(データベースで集計するほうが低負荷になる;「スケールアウトしにくいからJOIN禁止」という間違った考え方 ほか)
第4章 間違ったデータベース設計とそれを修正するアイデア(インジェクション対策のためにもSQL動的組み立ては避けよう;Entity‐Attribute‐Value手法はやめよう ほか)
第5章 開発を効率よく進めるためのアイデア(SQLのための仕様書は書くだけムダ;O/Rマッパーを使うべきか・使わないべきか ほか)
著者等紹介
生島勘富[イクシマサダヨシ]
株式会社ジーワンシステム代表取締役。フリーランスのエンジニアを経て、2003年に株式会社ジーワンシステムを創業する。その後、プレイングマネージャーとして多くのシステム開発に従事し、現在ではデータベースを中心としたコンサルティングを行っている
開米瑞浩[カイマイミズヒロ]
1989~2000年にかけてプログラマとしてシステム開発に従事するにあたり、「人と話をするのが苦手」なことから、「口下手でもうまく説明できる方法」を求めて図解を多用した結果、逆に「説明上手」という評判を得る。2003年から図解を軸に「説明する技術」の研修、コンサルティング・著述を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほしの
たけ
忘備録
さわでぃ
toiwata
-
- 和書
- 自己言及性について