内容説明
ハレの日だけでなく、もっときものを日常に。自由に、そして楽しく―仕事にプライベートに、長年おしゃれと向き合ってきた著者が、きものに目覚めた5年とその変化、工夫を綴ります。
目次
第1章 場数を踏もう(敬語ではなく、友達言葉でしゃべれるきものを選ぶ;1年を通して着ると、自分の軸が定まってくる;どこにでも着ていこう。ひとりでも着ていこう ほか)
第2章 さあ、お出かけしよう(袷の着物に、季節を問わない帯3本;ベースになる着物は冒険せず、洋服の延長線上で選ぶ;暑い日にはためらわず、単衣をもっと活用したい ほか)
第3章 もっとラクに自由に楽しもう(着ることが、最良のお手入れです;お手入れはなるべく自分の手で、小さなことには目をつぶる寛容さも必要;旅先できものを着るときの準備と荷造り ほか)
著者等紹介
山崎陽子[ヤマサキヨウコ]
1959年福岡生まれ。マガジンハウスで雑誌『クロワッサン』『オリーブ』『anan』編集。その後、フリーランス。『クウネル』(マガジンハウス)『エクラ』(集英社)『つるとはな』創刊から編集、ライターとして参加。女性誌、ムック、書籍の編集、ライティングの仕事をしながら、洋服ブランド『yunahica』を立ち上げ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
G-dark
24
「できるだけふだん着的な紬や小紋でスタートするといいと思うのです」という著者の考え方に共感。こういう軽やかな考え方の人が増えてくれれば良いなぁ。せっかく「着物を着てみたいな」とまずはカジュアルな着物で街へ出かけてみた人が居ても、いわゆる「着物警察」に「正絹じゃないの?」「格が」などとお説教されることって多いんです。着物を「特別」「高尚」なものだと捉えると、「着物警察」みたいな凝り固まった考えになるのでしょうね。けれど、着物って昔の日本人は日常的に着ていたはず。だから、普段着として気軽に楽しみましょう!2020/04/04
ずっか
20
50代になってから着物をはじめて、主に紬や小紋をお召しになっている著者さん。着物の好みが近い感じがして、素敵だなあ~いいなあ~と思いながら読みました。2022/08/02
marumo
13
着物好きの友人に着付けを習って、着物お出かけデビューしたばかりの私。いろいろ着物界隈が気になります。著者は50代過ぎてから着始めて5年とのことですが、こなれてるのなんの。オリーブ、アンアンなどを編集してきたとかで、さすがファッション関係の人は違うわ〜。とにかく着る、一人でも着る、1年間通しで着ると自分の軸が見えてくる…というのはなるほどと思います。なかなか一人で着物お出かけの勇気が出ないヘッポコですがコツコツ着ていこうと思います。先日のお出かけ時の写真は、着慣れてない感丸出しでガッカリでございました…。2024/04/18
そのじつ
13
写真が豊富で、着物で過ごす様々なシーンやチャレンジの様子を見せてくれている。そのどれもに「そうそうコレよ!こんな風に着こなしたい!」とテンション上がりまくり。気張ってない。肩の力が抜けている。スッキリとして爽やか。着物だけど気安く親しみやすい。普段着だけど垢抜けている。ご本人のキャラクターにしっくりと馴染んでいる所が一番素敵なんだろう。更なる注目ポイントは、半襟がすべて白に統一されている所。他の本では半襟の色あそびをコーデ提案に取り入れてるけど初心者の自分はアイテムの多さに混乱するばかり。だから有り難い!2022/03/04
ロザンナ
13
やっぱりセンスが全然ちがう。さすが! 洋服のプロが日常できものを着ると、こんなにも素敵になるんだと、写真を何度も見ました。着付けが整っていて、色柄が現代の場になじむバランスで素敵。また、普段きものが着たくなりました。2021/11/13