出版社内容情報
在宅や施設など介護の現場では、高齢家族や利用者の容態が急変することがあります。のどに食べ物を詰まらせたり、ろれつがまわらなくなったり、歩き方がおかしくなったり。そんなとき、介護者は、あたふたと慌てふためくのではなく、落ち着いて対処をしたいものです。この本は、高齢者の急変や不調に対して、介護者がどのような対応をすればよいのかを、状況別にまとめたものです。救急車を呼ぶほどの急変から、そこまでではないものまで、対応手順と写真・イラストを使ってわかりやすくまとめました。災害時の急変や、終末期・看取りの急変対応についても解説。遠矢先生からの一言アドバイスもあります。
内容説明
豊富な写真とイラストで直感的にわかる。看取りや災害時の急変時対応も解説。
目次
第1章 救命処置(緊急事態に直面したとき:緊急;急変時の処置や対応:手技;基本の手技や対応:手技)
第2章 ファーストエイド(急を要する非常事態:緊急;ようすがおかしい:観察;不調をうったえる:主訴)
第3章 みとりと急変(延命を望まない人の急変対応;急変に備えておくこと;最期をむかえる人の状態と変化;最期をむかえる人の状態と介護ケア;終末期に行われる医療と介護ケア;終末期の変化と対応のQ&A)
著者等紹介
遠矢純一郎[トオヤジュンイチロウ]
医師、桜新町アーバンクリニック院長。総合内科専門医、日本在宅医学会指導医、スウェーデンカロリンスカ研究所認知症ケア修士。1992年鹿児島大学医学部卒業、鹿児島大学医学部第3内科。2000年用賀アーバンクリニック副院長。2006年母親の看病のため帰郷、ナカノ在宅クリニック勤務。2009年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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