出版社内容情報
ゲームプランナーを目指す人、面白いゲームを作りたい人必見! ゲームプランナーとして活躍するための入門書です。ゲームプランナーに必要な基礎知識や過去の名作ゲームからの研究、面白いゲーム企画を考え付くための発想法や企画術、そして現場でゲームづくりをするための企画書・仕様書作成方法まで完全網羅。さらにゲームプランナーとして就職するための業界基礎知識や就職活動内容もフォロー。
内容説明
ゲームを創り出す発想法・企画術から、ゲームづくりの現場で活きる企画書・仕様書のスキルまで、プランナーの全てを学ぶ。ゲームを仕事にするための就職活動も解説。
目次
01 プランナーの仕事
02 ゲームの「面白さ」
03 アイデアを探せ!
04 ゲーム企画の具体化
05 企画書で伝える
06 仕様書、ゲームの設計図
07 プランナーの様々な仕事
08 プランナーの就職活動
Appendix
著者等紹介
吉冨賢介[ヨシトミケンスケ]
日本工学院八王子専門学校ゲームクリエイター科主任。(ゲームプランナーコース)。大手パブリッシャーでゲームプランナー、プロデューサーとして活動し現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無重力蜜柑
14
マジで本が読めていなくて9月一冊め。良著だった。「ゲームプランナーを目指すなら最初の一冊はこれ」という感じの本。作品制作に必要な視点、具体的な業務や進捗に応じたその推移、就活対策まで。ゲーム業界を志望する学生に必要な情報が一通り詰まっている。個人的に参考になったのは2つ。まず、プランナーの一番重要な仕事である仕様書作成は網羅度が非常に高く、グラフィックやサウンドの技術職以上に作品世界へ影響を与えられて楽しそうという点。次に、絵は描けずともデザインの最低限の素養は就活時点で既に必要そうという点。2023/09/14
緋莢
14
図書館本。著者は19年間、PSからスマホゲームまで数多くのタイトルにプランナー、シナリオライター、ディレクター、プロデューサーとして関わり、その後、専門学校で、プランナー志望の学生を指導する教員をやっているとの事。そもそも、「プランナー」とは何か?この本の最初に<ゲームの中身(仕様)を考え、他のスタッフに周知させる役目。パラメータやテキストなどデータ作成・調整の仕事もこなす>と書かれています(続く2020/05/02
たいそ
4
2019年。プランナーの仕事はほかのスタッフの作業を作り出し、円滑に作業ができるように整えること。また、プログラマー、デザイナーがやらない仕事=プランナーの仕事だそうだ。アイデアを生み出し、ゲームにまとめる方法。企画書や仕様書の書き方などが書かれている。「面白さ」「コンセプト」「ターゲット」「クライマックス」といった言葉が頻繁に出てくるので重要そうだ。「他の業界からゲーム制作者、特にプランナーに転職する例はかなり少ない」ということもあって、これからゲーム業界に就職する学生や若い人に特化した内容が多い。2019/09/27
yyhhyy
3
ゲームプランナーになりたい学生向けの本。その中でゲームの面白さ(挑戦・報酬・ルール)のあたりは汎用的にも応用される内容だと思う。2021/06/26
たろーたん
2
ゲームだけの魅力は何か?著者は「双方向性」を上げていた。つまり、自分で敵を倒す爽快感や主人公を自分で操作しなりきれるといったところだ。プレイヤー自身が参加できること、これがゲームだけの特徴である。そのため、ゲームの面白さの本質はプレイヤーに挑戦を与え、それをクリアさせることで達成感を与えることだ。そのような能動的な挑戦を促すために「目的が明確である」「手段が明確である」「自分で決められる」「小さな成功体験で自身を得る」「適度な難易度」「正当な報酬を与えられる」などの条件が重要になってくる。(続)2023/11/16