内容説明
機能が豊富で、速度・アナログ制御・省電力性・コストの面でもアドバンテージをもつPICマイコン。そんなPICマイコンの使い方を、目的別にやりたいことから引ける、逆引きタイプのガイドブックです。LED/液晶/スイッチ/大容量メモリ/モータ/リモコン/スマホなどとの通信/センサ/音/ネットワーク/IoTなど、電子工作のためのレシピを幅広く掲載。目的によって、PICの内蔵モジュールだけで実現したり、外部ハードウェアを連携させたりしながら最適な方法を紹介し、回路図やプログラム例も交えて詳しく解説しています。問題解決にもアイディア出しにも、初心者にも経験者にも役に立つ、手元に置いておきたい1冊です。
目次
PICマイコンの選び方
PICマイコンのハードウェア設計のポイント
PICマイコンのプログラムを作るには
何かを表示したい
スイッチを使いたい
データをメモリに保存したい
何かと通信したい
何かを動かしたい
センサをつなぐには
何かを測りたい
音を吸いたい
インターネットにつなぎたい
著者等紹介
後閑哲也[ゴカンテツヤ]
1947年愛知県名古屋市で生まれる。1971年東北大学工学部応用物理学科卒業。1996年ホームページ「電子工作の実験室」を開設。子供のころからの電子工作の趣味の世界と、仕事としているコンピュータの世界を融合した遊びの世界を紹介。2003年有限会社マイクロチップ・デザインラボ設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Q
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PICマイコンに逆引き事典風チュートリアルで入門する本。決して逆引き事典ではないのでMCCというコンフィグレータが登場するまでは順番に読んだ方が良い。なぜパスコンが必要かなど自分のような電子回路初学者の躓きポイントもフォローしてくれているのがありがたい。自分が知りたかったUSB CDCでの通信については166頁でズバリ説明があった。MCCでポーリングライブラリを自動生成すれば後は数十行のmain関数を書けばシリアル通信できるとの事。コンフィグレータよりもRTOSの方に慣れている自分には新鮮だった。2021/12/15