出版社内容情報
世界初のアルツハイマー治療薬を開発したエーザイ。内藤晴夫代表執行役CEOは経営学の泰斗、故・野中郁次郎氏が提唱したSECIモデルをなぜ、どのように実践してきたのか。経営学と実際の経営のつながりから生まれた「人間のドラマ」。
「hhc企業」への自己変革と社会的価値創造の「物語り」~
「ここに"内藤『生き方』の経営"と記された手書きのメモがある。……亡くなる直前まで仕事をしていた居室に置かれた資料の中から、付箋に書かれたこのメモは見つかった。……内藤がそのような人間くさい「生き方」としての経営を実践していることを盛り込もうと、野中が書き残したものだった」(本書より、共同執筆者の奥村昭博氏)
内藤氏にとって、世界初のアルツハイマー治療薬の道は「打ちのめされても カウント8で立ち上がる」連続だった。内藤氏は野中氏の知識創造理論を自らの経営に取り入れ進んできた。
「内藤晴夫さんという人は、俺と議論していても、とにかく必ず異見(いけん)するんだよね。だから、こっちも考えちゃうんだ。内藤さんは、俺にとって共同研究者みたいでしたね」(本書より、野中氏)
知識創造企業エーザイにける内藤氏の「生き方」の経営を記すことは、野中氏にとって最期のワークとなった。奥村氏(内藤氏と長く交流。野中氏とは早くから共同研究し、内藤氏と野中氏をつないだ)、一般社団法人野中郁次郎研究所の理事を務める川田英樹氏は、本書のために野中氏とさまざまなインタビューを行い、共同執筆を進めた。本書は野中氏の没後1年の2026年1月25日に発行。
「本書は40年以上にわたるエーザイの抗アルツハイマー薬の開発の背景を語ったものである。……それはまさに、野中郁次郎の言う『人間のドラマ』である。人が夢を持ち、その実現に向かって邁進し、幾多の困難に耐えながら夢をかなえる物語である」(本書より、奥村氏)
「デジタル世界の数値、データに意味をもたらすのは、人間の創造性である。創造性の根幹には暗黙知がある。多様な人々が有する、無意識も含めた暗黙知をすくいあげ、共創することなしに、未来は開けない。これは、いつの時代にも普遍的な価値創造の『王道』である」(本書より、野中氏)
【目次】
第1章変革の幕開け: グローバル創薬企業へ
第2章HHC (ヒューマン・ヘルスケア) 企業への大変革
第3章知識創造理論と 理念経営
第4章アルツハイマー型認知症 治療薬 開発に起きた セレンディピティ
第5章グローバルhhc企業へ
第6章認知症根治へ、 あくなきhhcの挑戦
第7章社会的価値の創造、 そして、 社会善の追求企業へ
第8 章対話編
内容説明
「打ちのめされてもカウント8で立ち上がる」野中郁次郎が提唱したSECIモデルを実践。
目次
第1章 変革の幕開け:グローバル創薬企業へ
第2章 HHC(ヒューマン・ヘルスケア)企業への大変革
第3章 知識創造理論と理念経営
第4章 アルツハイマー型認知症治療薬開発に起きたセレンディピティ
第5章 グローバルhhc企業へ
第6章 認知症根治へ、あくなきhhcの挑戦
第7章 社会的価値の創造、そして、社会善の追求企業へ
第8章 対話編
著者等紹介
奥村昭博[オクムラアキヒロ]
1945年生まれ。69年慶応義塾大学商学部卒業。75年米ノースウエスタン大学経営大学院修了。慶応義塾大学大学院経営管理研究科(ビジネススクール)教授などを経て、2008年から同大学名誉教授
野中郁次郎[ノナカイクジロウ]
1935年生まれ。58年早稲田大学政治経済学部卒業。米カリフォルニア大学バークレー校経営大学院でPh.D.取得。一橋大学教授などを経て、一橋大学名誉教授。2025年1月に逝去。「SECIモデル」など組織的知識創造理論を広めた
川田英樹[カワダヒデキ]
1966年生まれ。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校卒業。一橋大学大学院国際企業戦略研究科国際経営戦略コース(現一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻)一期生(MBA)で同コース博士課程(DBA取得)。一般社団法人野中郁次郎研究所理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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