出版社内容情報
経営難や過剰債務に陥った企業が
事業を再生、再建する道とは
帝国データバンクの調査によれば、2025年上半期の倒産件数は5003件、
2014年以降では最悪の数字となりました。
この国の経済状況は依然として厳しく、今後もしばらくは予断を許さない状況が続きそうです。
経営難に直面した中堅、中小企業などが事業を再生する手法として注目を集める「事業再生型M&A」。
最近は様々な制度の整備が進んで、窮境にある企業が事業再生を目指すための選択肢は広がっていますが、
その認知度は高いとは言えないのが実情です。
本書は「事業再生型M&A」を専門とするみらい共創アドバイザリー社長の小林廣樹氏が、
教育や医療、サービス業といった幅広い事業の再生事例を紹介。
そのプロセスについても、詳細を具体的に掲載しています。
倒産という最悪の事態を避けつつ、未来へとつなぐ選択肢としての「事業再生型M&A」の可能性を、
多くの経営者や金融関係者、ビジネスパーソンの方々向けにわかりやすく解説します。
【目次】
第1章 企業再生をめぐる現状
なぜ今、窮境に陥る企業が増えているのか
企業再生の枠組み
第2章 事業再生型M&Aとは何か
企業再生に欠かせない手法に
事業再生を目的としスポンサー企業に継承する
今や日本に欠かせないスキームに
事業再生型M&Aを取り巻く今の状況とは
事業再生型M&Aを巡る現場感覚とは
第3章 買い手を見つける仕組み
みらい共創アドバイザリーのサービス領域
財務で変わる事業再生スキーム
スポンサー企業探索における当社の役割
マッチングしやすい企業とは
第4章 こうして事業は再生した
事例A 売上高100億円超の教育事業者
事例B 堅実経営の企業・学校向け語学研修事業者
事例C 問題山積みだった調剤薬局
事例D 社会保険料滞納で資金繰り難となったSES事業者
事例E 老朽化施設に再投資できなかったブライダル業
事例F 期せずして継承した介護事業者社長
事例G 喫茶店文化が根付く京都の老舗コーヒー事業者
事例H 4人で15億円を稼いでいた鉱物商社