内容説明
誰もが「万バズ」する時代、SNSユーザー必読のトラブル回避術。
目次
1 2025年、炎上事件簿(2025年も大型炎上が頻発)
2 ジェンダー炎上(男性差別型、イジリ・からかい型炎上;性別役割の固定化型炎上 ほか)
3 不適切な投稿、行為、広告(不適切な「投稿」による炎上;不適切な「行為」による炎上 ほか)
4 バイトテロ(2005年から今なお続くアルバイトの暴走)
5 炎上エトセトラ(生成AIトラブル;ステルスマーケティング ほか)
著者等紹介
小林直樹[コバヤシナオキ]
日経BP日経クロストレンド副編集長。早稲田大学政治経済学部卒業後、日経BP入社。「日経ビジネス」を皮切りに「日経ネットナビ」「日経ビジネスアソシエ」「日経デジタルマーケティング」の創刊に参画。1999年に取材した東芝ビデオクレーマー事件をきっかけに「ネット炎上」現象の分析、執筆がライフワークに。「日経クロストレンド」では、ランキング、データ、調査ものを多く手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
110
300もの著名な事例が示され、それぞれについて、①どんな内容だったか、②ネットユーザーはどう受け止めたか、③企業側はどう対応したか、④この騒動から得られる教訓の4つの点から整理が示される。事例の中には、確かに、これは炎上しても仕方ないと思える余りにも稚拙な発信があるのは事実だが、殆んどの事例において、ネットユーザーの反応の方に違和感を覚えたというのが私の正直な感想。戦後、民主主義社会となったと言うけれど、ネットによる私刑は、官憲による言論弾圧より遥かに陰湿で脅威的に思える。これが健全な世の中なんだろうか。2025/06/04
よっち
32
スマートフォンとSNSの普及で一貫して増え続けてきたネット炎上トラブル。300件の実例トラブルからネット炎上対策を学ぶ1冊。2025年にあった22の事例はどんな事件で、ネットユーザーはどう受け止めたのか、それぞれの教訓を解説しながら、ジェンダー炎上、不適切な投稿・行為・広告、バイトテロ、そして生成AIトラブル、ステルスマーケティング、告発・クレーム、イベント不手際、フェイクニュース、情報管理不備、誹謗中傷といったカテゴリ別に様々な事件を紹介していて、なかなか判断が難しいケースも多いですが対応が大事ですね。2025/07/15
メタボン
27
☆☆☆★ 良くこれだけの炎上事例を集めたものだと感心。軽はずみ、受け狙いは通用しない。でも今考えてみると、昭和や平成には炎上してもおかしくない事例はわんさかあった。何でも不適切と言われる現代は、ちょっと窮屈な所もあるかもしれない(こんな発言もTPOによっては炎上ネタになるんだろうな。くわばらくわばら)。ポリシーに則り冷静な対応した企業は逆に評価されることもある。炎上しないように事前のチェックは当然だが、炎上後の対応にも気を付けたい。2025/07/13
yunyon
8
記憶に残っているものもあるし、読んで思い出したものもあるし、何よりも事例を集めたら、もうこんなにあるんだってことにびっくり!、そんなことを?って思うことから、誰がOK出してこうなったの?って思うことまで。最終的に何かを判断する立場にいる人は、これは必読の書かと。2025/07/02
鹿ノ子
7
結構最近の事例から「そういえばあったなー」という事例まで、本当にいろんなパターンの炎上が、その内容・反響・対応・教訓とわかりやすくまとめられており、たいへん勉強になりました。炎上対応には絶対の正解があるわけじゃないということもよくわかりました。とりあえず、謝罪の際の問題の矮小化だけは良くないなと思いました。2025/07/20
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