出版社内容情報
なかなか治らない腰痛や、歩いたときの脚の違和感・こわばり、体の柔軟性不足、姿勢の悪さ……
これらの悩み、原因は「股関節」にあるかもしれません。
上半身と下半身をつなぐ股関節の動きが悪くなると、体がうまく曲がらなくなり、痛みや違和感を生じたり、下半身で踏ん張ることが難しくなります。
人は股関節から老いていく。そう言っても過言ではありません。
一方で、「股関節ほどすごい関節はない」と著者の中野ジェームズ修一さんは断言します。
股関節のしくみを理解すれば、どのような運動をすればよいかがわかり、自分で自分の体をよくしていくことが可能です。
オリンピック選手やメダリスト、青山学院大学駅伝チームなどのトップアスリートから信頼され、一般の生活習慣病・ロコモ対策も指導する、日本を代表するトレーナーである著者が、実際に現場で行っているメソッドを余すことなく紹介。
腰痛の解消や、痛み・違和感の予防だけでなく、柔軟性や体のキレのアップ、アスリートの自己ベスト更新も狙えます。
本書で紹介する運動を、著者自身が実演する動画つきで解説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
89
ヒトは300万年もかけて直立二足歩行を進めて来たのに、股関節が寛骨臼にすっぽり覆われるのは四つん這いになった時。股関節には「支持性」と「可動性」と2つの作用があり、屈曲・伸展・外転・内転・外旋・内旋と6方向に動き、23もの筋肉が関与している。歩く時に主に働くのは大殿筋で、その大殿筋も上部は外転、下部は内転と機能が部位により異なる。殿筋群を鍛えるには階段がいいらしい。今年も階段を使うとしよう。厚底シューズで股関節を痛める理由や、日本人に股関節形成不全が多いこと、椅子に座ることの弊害など役立つ情報が多いです。2025/01/02
66 (Audible オーディブル毎日聴いてます)
11
久しぶりの中野ジェームズさん。ヨガに通ってると股関節の柔軟性の重要性はなんとなく理解するけど、じゃあどう大事で、自分の股関節はどんな状態で、どうしたらいいのか、というのはわからない。柔軟性のチェック、特に生理的柔軟性チェックは、ヨガのレッスンでよくある動きで、ほぼできないやつ。そして、靴底のすり減りかたから見るに、猫背。で、肩こりにつながってるのかなー。股関節を「安定させる力」を鍛え、「動かす力」のトレーニングをすると良いとのこと。早速チェックからやってみよう。あとは階段を使うこと。図書館本2025/02/13
kuukazoo
11
以前よりも右股関節の開きが落ちた?と思って読んでみたところ、自分は股関節そのものより股関節周りの筋肉や元々痛い膝とのつながりが関係しているのでは?という気づきがあった。踊ってると外旋ばかり頑張ってしまうせいか内旋の動きがよくない(これも右)。最終的にはお腹や背中のインナーマッスル強化が欠かせないのはそりゃそうだった。座りっぱなしはホントによくないらしいので気をつけよう。歩き過ぎもストレッチや筋トレのし過ぎもよくないので、頑張りすぎないの大事。2024/12/31
coldsurgeon
9
早朝ウォーキングを続けていると、股関節の動きに併せて痛みではない違和感を覚えることがある。運動により自分の身体をより元気にしようとしているけれど、同時に自分の身体の現状がどのようになっているかは気になる。そこでこの書に出会う。学生時代に手抜きして学んだ解剖生理学の知識をリフレッシュし、アセスメント方法、機能障害に対する処方を学ぶことが出来る。すこしづつ実践していくべきだと思う。繰り返し目を通すことになるだろう。2024/12/05
NakaTaka
7
9月頃から右股関節を痛め(多分YouTubeヨガで)整形外科に通いだした。やっと回復してきた11月書店でこの本が平積みになっていて購入。この本では、トレーニング方法だけでなく、股関節の仕組みについても学べる。体のチェック方法をやってみると、いかに自分の体が硬いかわかってまたショック。トレーニングは自己流でなくジムに通うのがよさそうだが、知識としてこの本はよい。2024/12/02