出版社内容情報
☆現役外科医でベストセラー作家が推薦!☆
がんと闘う医者として、
がんに大切な人を奪われた人間として、
すい臓がんに正面から勝負を挑む尾道方式を強く支持する
――中山祐次郎
『泣くな研修医』シリーズ著者
これはありそうでなかった「すい臓がん大全」だ。
沈黙の臓器を知識で守れる
――山本健人(外科医けいゆう)
『すばらしい人体』『すばらしい医学』著者
☆すい臓がん生存率改善に貢献し2023年に「保健文化賞」を受賞!☆
「すい臓がん」――5年生存率わずか8.5%のこのがんは、いまでも「不治の病」として恐れられています。
著名人がすい臓がんで亡くなられると大きなニュースとなり、すい臓がんで余命わずかの主人公が登場するTVドラマが制作され、最近はすい臓がんになったことを公表する方もいらっしゃいます。
しかし、そんなすい臓がんをいち早く見つけ、命を救おうという取り組みである「尾道方式」が大きな成果を上げています。
尾道では、すい臓がんの5年生存率が20%に大きく改善。そして、「尾道方式」の取り組みは、広島県全域をはじめ、全国50カ所に広がっています。
なぜ、すい臓がんはこんなにも怖いのでしょうか。どうすれば早期発見できて、生存率を改善できるのでしょうか。どのような人がすい臓がんのリスクが高く、治療にはどんな選択肢があるのでしょうか。
「尾道方式」の生みの親に、いま気になるすい臓がんのすべてについて語ってもらいましょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
94
周りで相次いでこれで亡くなった人が出たので、気になった。尾道方式で、0ステージで手術。 んー、自覚症状なさすぎる病気、早期発見しかないか2024/08/18
TAKA0726
10
両親がすい臓ガンの家系で読む。すい臓の機能が落ちると糖尿病になる、喫煙、大量飲酒は父親がそう。診断する検査は①血液検査②画像検査【腹部エコー(超音波)・CT(コンピューター断層撮影)・MRI(磁気共鳴画像)・EUS(超音波内視鏡)】③病理検査【EUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引法)・ERCP(内視鏡的逆行性胆道すい管造影)・SPACE(複数回連続すい液細胞診)】なりやすいのは、ガンの家族歴・既往歴、喫煙、肥満、すい管拡張やすいのう胞発見、慢性すい炎。アルコールや胆石、脂質の摂りすぎ、5年生存率8.5%2024/07/29
はやたろう
10
近年増加しているすい臓がんについて、超簡単に解説している。尾道方式でその成果をあげている。とはいえ、まだほかの癌に比べるとすい臓がんの発見、治療がむずかしいことには違いない。今後の治療技術の進歩を願う。2024/03/24
chuji
4
久喜市立中央図書館の本。2024年3月初版。書き下ろし。今一番怖い【癌】膵臓癌!酒・煙草を止めないオイラです。十分な睡眠・適度な運動・バランスのとれた食事・ストレスの少ない生活環境を意識しているので、かかったらしょうがないかぁ?2024/03/28
Humbaba
3
医療は常に新しい発見がなされている。そのため、かつては何も打つ手がなかったものでも、様々な研究により対処法が発見されているものも多くある。ただし、いくらそのような方法が見つかったとしてもそのリスクはゼロではない。だからこそそもそも発病しないように生活習慣を整えることには大きな意味があるのはいつの時代でも変わらない。あくまでおm確立を下げるだけではあるが、それこそが一般の人の取るべき行動でもある。2024/09/26
-
- 電子書籍
- オリンピックの真実 それはクーベルタン…