出版社内容情報
忘れられた名著であるJ.A.クローニンの「城砦」が夏川草介氏の新訳でよみがえりました。英国の医師であり小説家だったクローニンと、日本の医師である「神様のカルテ」シリーズの著者である夏川草介氏。この時代を越えたコラボで新たに誕生したのが「新訳 城砦」です。
本書は、医師の仕事に情熱を燃やす若き医師アンドルーが様々な苦難に立ち向かう半生を描いたものです。ある時は、医療制度に立ち向かい、ある時は、富や名声への渇望という自らの欲望に足をさらわれそうになりながら、希望の灯を絶やさない心の軌跡が描かれています。「何のために生きるのか?」「何のために働くのか?」そんな人生の難問に出逢った際、きっと本書から得るものがあるはずです。いつの時代であっても生きていればかならず遭遇する苦難や人生の落とし穴。あなたはどう対応しますか。
内容説明
「西の『城砦』、東の『白い巨塔』」と絶讃されたものの、いつの間にか忘れられていた名著が夏川草介氏の新訳で甦りました。大学を卒業したばかりの医師である主人公が、夢と情熱を持ち医師という仕事に挑む半生を綴ります。無知や打算、諦めなど“大人の事情”が存在する医療現場で、もがき続ける若き医師とそのパートナーの物語です。
著者等紹介
クローニン,アーチボルド・ジョセフ[クローニン,アーチボルドジョセフ] [Cronin,Archibald Joseph]
スコットランドの小説家、劇作家、ノンフィクション作家(1896年‐1981年)。グラスゴー大学で医学を学び、第一次世界大戦のイギリス海軍外科医として働いた経験を有する。南部ウェールズの鉱山町トレデガーで開業した経験を基に執筆したのが、ウェールズを舞台にした本書『城砦』である。『城砦』は日本に紹介されると同時にベストセラーとなり、同書の影響で医師を志した若者が多く、座右の書として摩り切れるまで読み返したという医師も少なくなかった
夏川草介[ナツカワソウスケ]
1978年生まれ、信州大学医学部卒。2009年に『神様のカルテ』(小学館)で第10回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。同シリーズは累計発行部数330万部のベストセラー。2024年本屋大賞ノミネート作の『スピノザの診察室』(水鈴社)などを執筆。本書は初の翻訳小説となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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