出版社内容情報
リーグワンを「人財育成リーグ」とする取組の一つ。選手、関係者を主役に、リーグワンの人財育成における価値を体系化し、その普及を通じて、ラグビー・選手の価値を高める。AIが急速に進化する時代、人が組織・社会活動において実現する本質的な価値は次の3つ?1)正しい問い・目的を設定する?2)人と人が連携してのチームワークで価値を実現する?3)チームワークの成果を高めるために個の役割を自律的・柔軟に進化させる?ラグビーは、スポーツの中でもチームワークを重視するスポーツであり、上記の3要素を高次元に実現している。プレイヤーやファンは、ラグビーから大切な学びを得られる。本ムックでは、ラグビーが実現している価値を言語化し、読者にAI時代に獲得すべき本質的な姿勢・スキルについて、ヒントを得て頂く。同時に、ラグビーの魅力を再発見頂く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とろりんとう
6
強くなるには自らの身体を張り、利他の精神が必要なラグビー。最も多様性が進んだ団体スポーツでもある。リーグワンでプレイする選手、監督、レフリーなど様々な人がラグビーの魅力と共に、自身が成長してきた中で何を大切にし、何が必要であったのかを語る。ラグビーというチームスポーツだけでなく、あらゆる組織で活用できる話が多い。様々な手法を駆使したコミュニケーションの大事さ、率先垂範などが多いが、パナソニック監督のロビー・ディーンズのポイント(人との深い繋がりの構築、緊急と中長期の両睨み、過程の評価)が組織的には響く。2024/10/30