出版社内容情報
冒険家、経営者、社会起業家としての顔を持つ、モンベル創業者のアクティブな半生をつづる
内容説明
「成功」か「不都合」か。そこに「失敗」という概念はない。冒険家、経営者、モンベル創業者が下した決断をふり返る。
目次
第1部 私の履歴書(ひ弱な子;金剛山;白い蜘蛛;山の仕事;登山熱 ほか)
第2部 番外(失敗の概念を持たない;生きる力・決断力;幼稚園バスの旅;グランドキャニオン;ネパールの川下り ほか)
著者等紹介
辰野勇[タツノイサム]
株式会社モンベル創業者、代表取締役会長兼CEO。登山家。1947年大阪府生まれ。少年時代、ハインリッヒ・ハラーのアイガー北壁登攀記『白い蜘蛛』に感銘を受け、山一筋の青春を過ごす。69年アイガー北壁日本人第二登(当時世界最年少)を達成。70年日本初のクライミングスクール開校、75年登山用品メーカー・モンベル設立。91年日本初の身障者カヌー大会をスタートさせるなど社会活動にも力を注ぐ。東日本大震災では、阪神淡路大震災以来の「アウトドア義援隊」を組織しアウトドアでの経験を活かした災害支援活動を指揮。京都大学特任教授、天理大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tetsubun1000mg
9
モンベルの創業者で現在は会長をしているそうだ。新しい繊維の特徴を生かして寝袋やレインウエア、テントなどを開発、販売したことまでは知っていたが、自伝なので生まれや高校卒業後の履歴から書かれている。 中盤までは「私の履歴書」という掲載をまとめたようだ。 アイガー北壁の登頂に成功したなど登山家として知られていたそうだが、私の印象はカヌーでの冒険やイベントでカヌーを広めたという印象が強かった。 阪神淡路大震災、東日本大震災などでは倉庫にある寝袋、テント、ターフなどを被災地に持ち込んで支援したことには感動しました。2025/07/16
モビエイト
2
モンベル創業者である辰野さん。趣味である登山からモンベルを創業し、パタゴニアの日本での販売権をみずから断り、特許も勝ちはしたが費用が膨大にかかった事が印象に残りました。損して最後は得をとる、素晴らしい経営判断だったと思いました。2025/06/21
小池 和明
1
日経新聞「私の履歴書」の記載された記事をベースにした本。氏の様々な冒険の話と、そこから必要とされたモノ、そしてコト。どんどん膨らんでいくモンベルの取組み。私の履歴書に書かれていた言葉。30年後にも会社が存在しているとしたら要素は二つ。一つはモンベルが社会に必要とされ続けること、もう一つは採算が採れていること。とてもシンプルな話。どこの企業・組織にも当てはまることだ。2025/07/26
ミガーいち
1
勉強になりました。人生を楽しんでいて尊敬します。星32025/06/07
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