出版社内容情報
●狙われる情報支配のアキレス腱
19世紀半ば以降の電信と大英帝国、20世紀半ば以降のインターネットと米国――。それぞれの時代の国際政治の覇権国は、電気通信ネットワークの発達に深く関与してきた。その重要インフラストラクチャとして200年近くにわたって君臨しているのが、海底ケーブル。その切断はたびたびニュースとなっている。本書は、地政学の観点から海底ケーブルの現代における意義を解明。さまざまな情報の断片を掛け合わせることで知られざる実態に迫る。
内容説明
狙われる情報支配のアキレス腱。19世紀半ば以降の電信と大英帝国、20世紀半ば以降のインターネットと米国―。国際政治の覇権国は電気通信ネットワークの発達に深く関与してきた。その最重要インフラである海底ケーブルの軌跡と役割を、地政学の観点から解明する。国際政治の見えざる主役の実態。
目次
1 電信の大英帝国からインターネットの米国へ
2 大日本帝国と海底ケーブル
3 太平洋横断海底ケーブルのドラマ
4 接続の力学 太平洋島嶼国におけるデジタル・デバイド
5 攻防 海底ケーブルの地政学
6 サイバーグレートゲーム 海底ケーブルの地経学
終章 高まり続ける重要度
著者等紹介
土屋大洋[ツチヤモトヒロ]
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授。1999年3月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。2011年4月より現職。2021年8月より慶應義塾常任理事を兼任。2019年4月より日本経済新聞客員論説委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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