物価を考える―デフレの謎、インフレの謎

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物価を考える―デフレの謎、インフレの謎

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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784296120901
  • NDC分類 337.91
  • Cコード C0033

出版社内容情報

物価・金利はどう動くのか? 経済の大転換を読み解く。
物価研究の第一人者が、最先端の理論・データ分析をもとに日本経済最大の謎に迫る!

なぜ日本だけデフレは慢性化したのか? 慢性デフレはなぜ突然終わり、インフレが始まったのか? 異次元緩和はなぜ失敗したのか? インフレやデフレはなぜ悪なのか? 

・日本の慢性デフレは現代経済学の大きな謎
・デフレとインフレの統一理論とは?
・カギを握る人びとのインフレ予想
・従来の経済学の常識が成り立たなくなった
・腕力から便乗へ。植田・日銀で大きく変化した政策手法
・日銀の政策金利は、2027年末には2%を超えるところに到達すると予測される
・日銀は人びとが望むだけマネーを供給すべき

多くの謎に包まれた日本のデフレとインフレ。従来の経済学の常識を超え、大胆な仮説で日本経済の謎を読み解く。

内容説明

なぜ日本だけデフレは慢性化したのか?慢性デフレはなぜ突然終わり、インフレが始まったのか?異次元緩和はなぜ失敗したのか?インフレやデフレはなぜ悪なのか?多くの謎に包まれた日本のデフレとインフレ。従来の経済学の常識を超え、大胆な仮説で日本経済の謎を読み解く。

目次

第1章 デフレとは何だったのか(異端の国、ニッポン;物価と賃金をめぐる奇妙な現象 ほか)
第2章 なぜ今デフレが終わり、インフレが始まったのか(パンデミックがもたらしたグローバルインフレ;デフレ脱却、今回は何が違うのか ほか)
第3章 デフレはなぜ慢性化したのか(犯人は買い手か、それとも売り手か;犯人は物価か、それとも賃金か ほか)
第4章 インフレやデフレはなぜ「悪」なのか(高インフレはなぜ「悪」なのか;日銀はなぜゼロ%ではなく、2%のインフレを目指すのか ほか)
第5章 異次元緩和の失敗から何を学ぶべきか(マネーの量を増やす政策はなぜ効かなかったのか;マイナス金利政策はなぜ効かなかったのか ほか)

著者等紹介

渡辺努[ワタナベツトム]
東京大学大学院経済学研究科教授、株式会社ナウキャスト創業者・技術顧問。1959年生まれ。東京大学経済学部卒業。日本銀行勤務、一橋大学経済研究所教授などを経て、現職。ハーバード大学Ph.D.。専門はマクロ経済学(特に物価と金融政策)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

92
渡辺先生の物価についての考え方をわかりやすく説明してくれている最新著作です。数年前から「物価とは何か」「世界インフレの謎」というご本をものにされてこの分野での著作としては最新の状況が反映されています。今回の著作は今までの3冊の中では一番わかりやすい解説になっていると思います。経済理論から説明されるのではなく物価の最近の事例などが多用されているのがその主たる要因なのでしょう。2025/02/18

Sam

51
前著(「物価とは何か」)は興味深い一冊だったがどこに連れて行かれるかわからない不安を感じつつの読書だった。それに比べて本書はより体系的・網羅的で、旅の目的と旅程が明確なので安心して読める。経済に関する多少の予備知識があるに越したことはないが数式も使われておらずスラスラ読める。物価(インフレとデフレ)についてミクロとマクロを繋ぐ理論としてとても説得力があり腹落ちした。なぜ日本ではデフレが30年も続いたのか、なぜ慢性デフレは悪なのか、といったテーマに興味のある向きにはお勧めしたい一冊。2025/01/17

よっち

32
なぜ日本だけデフレは慢性化したのか?突然終わり、インフレが始まったのか?多くの謎に包まれた日本のデフレとインフレ。従来の経済学の常識を超え、大胆な仮説で日本経済の謎を読み解く1冊。日本の慢性デフレは現代経済学では異端で、物価と賃金をめぐる奇妙な現象、企業はなぜ価格を据え置き続けたのか、労働者は賃金上昇を求めなかったのか。そしてインフレにいたる過程、それによって物価・賃金・金融がどう変わったのかを検証していて、それらを踏まえたうえでデフレによる価格と賃金の設定が大きな原因だったとする解説は興味深かったです。2025/01/08

まゆまゆ

16
日本経済で起こっているインフレとこれまでのデフレについて考察する内容。2020年のコロナ禍で世界中の消費者と労働者たちが一斉に行動を変化させたことでインフレが始まり、日本もその影響を受けたこと。これまでのデフレはいわば自粛によるものであり、消費者として価格上昇を許容していないことが企業が値上げを回避することにつながり、結果デフレを継続させてきた。ようやく消費者は「今後も物価が上がる」という認識を持ったことで、いよいよ物価上昇スパイラルが始まる、のだろうか。2025/01/14

しゅー

11
★★★著者の本は『物価とは何か』、『世界インフレの謎』と読んできて3冊目だ。『物価とは何か』では、物価に関する理論がわかりやすい例えを駆使して説明される。『世界インフレの謎』では新書と言うスタイルを活かして、タイムリーな話題であった世界的なインフレの謎について、悩みながらの考察の過程が披露される。続く本書は現時点での著者の集大成だろうか、理論と実践のバランスがとても良い。そして何よりも日本の長期デフレの原因について踏み込んだ考察がされることが嬉しい。個人的には日銀叩きよりも著者の説の方が納得度が高かった。2025/01/21

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