出版社内容情報
物価・金利はどう動くのか? 経済の大転換を読み解く。
物価研究の第一人者が、最先端の理論・データ分析をもとに日本経済最大の謎に迫る!
なぜ日本だけデフレは慢性化したのか? 慢性デフレはなぜ突然終わり、インフレが始まったのか? 異次元緩和はなぜ失敗したのか? インフレやデフレはなぜ悪なのか?
・日本の慢性デフレは現代経済学の大きな謎
・デフレとインフレの統一理論とは?
・カギを握る人びとのインフレ予想
・従来の経済学の常識が成り立たなくなった
・腕力から便乗へ。植田・日銀で大きく変化した政策手法
・日銀の政策金利は、2027年末には2%を超えるところに到達すると予測される
・日銀は人びとが望むだけマネーを供給すべき
多くの謎に包まれた日本のデフレとインフレ。従来の経済学の常識を超え、大胆な仮説で日本経済の謎を読み解く。
内容説明
なぜ日本だけデフレは慢性化したのか?慢性デフレはなぜ突然終わり、インフレが始まったのか?異次元緩和はなぜ失敗したのか?インフレやデフレはなぜ悪なのか?多くの謎に包まれた日本のデフレとインフレ。従来の経済学の常識を超え、大胆な仮説で日本経済の謎を読み解く。
目次
第1章 デフレとは何だったのか(異端の国、ニッポン;物価と賃金をめぐる奇妙な現象 ほか)
第2章 なぜ今デフレが終わり、インフレが始まったのか(パンデミックがもたらしたグローバルインフレ;デフレ脱却、今回は何が違うのか ほか)
第3章 デフレはなぜ慢性化したのか(犯人は買い手か、それとも売り手か;犯人は物価か、それとも賃金か ほか)
第4章 インフレやデフレはなぜ「悪」なのか(高インフレはなぜ「悪」なのか;日銀はなぜゼロ%ではなく、2%のインフレを目指すのか ほか)
第5章 異次元緩和の失敗から何を学ぶべきか(マネーの量を増やす政策はなぜ効かなかったのか;マイナス金利政策はなぜ効かなかったのか ほか)
著者等紹介
渡辺努[ワタナベツトム]
東京大学大学院経済学研究科教授、株式会社ナウキャスト創業者・技術顧問。1959年生まれ。東京大学経済学部卒業。日本銀行勤務、一橋大学経済研究所教授などを経て、現職。ハーバード大学Ph.D.。専門はマクロ経済学(特に物価と金融政策)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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