出版社内容情報
2024年3月4日、日経平均が史上初めて4万円を突破。その背景には旺盛な海外投資家の買いがあった。歴史的な円安のなか、日本企業の確実な成長が見込めると同時に、不安視された「賃上げ」も順調に進み、日本企業の「安定性・将来性」が世界に認知されることになった。また、日本の治安への安心感、そして米中対立が続くなかでの「中国パッシング」など、日本に注目が集まる要素がそろっている。
これに加えて、これからは日本人の投資も確実に増えていく。NISA市場が本格的に動き出せば、4万円の株価は単なる通過点に過ぎない。マーケット取材30年超の日経記者が書き下ろす、日本の強みとは。
●マーケット取材一筋の日経記者が書き下ろす、歴史的展開とこれから
本書は、証券記者一筋の著者が語る、株式市場のヒストリカルな記録でもある。
著者が入社した1985年に、日経平均は1万2000円台だったが、3万9000円近くまで大きく上がり、7000円まで大きく下がった。そこから4万円まで、また大きく上がったのだ。ここまでの「V字回復」は、著者にも想像できなかった世界だ。
失われた30年から、いかに日本は復活したのか。また、この先はどうなるのか。
最後の章の5人の識者インタビューも本書の見どころ。
内容説明
日経平均は7万8000円まで上昇可能!?「4万円」がまだまだ通過点だと言えるこれだけの理由。マーケット取材歴30年超の日経記者が語る日本の強さとは?34年ぶりの円安、17年ぶりの日銀の利上げ、33年ぶりの大幅な賃上げ、新NISAの導入など、変革が続く日本の明るい市場を展望する。
目次
第1章 日経平均株価が前人未踏の4万円に
第2章 33年ぶりの賃上げが17年ぶりの利上げにつながった
第3章 24年の急騰がバブルではないと断言できる理由
第4章 海外が注目する日本―設備投資急増のワケ
第5章 成長にカネを使い始めた日本企業
第6章 日経平均7万8000円も理論上はありうる
第7章 日本株相場の先行きに潜むリスク
第8章 これから注目のスタートアップ企業
第9章 私の見方、日本株はこれからどうなる
著者等紹介
鈴木亮[スズキリョウ]
日本経済新聞編集委員。1985年早稲田大学政治経済学部卒、日本経済新聞社入社。東京本社編集局証券部記者、欧州総局(ロンドン)駐在、証券部次長、日経金融新聞副編集長、月刊誌日経マネー編集長などを経て、2013年から現職。日本大学経済学部、関西学院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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