戦争と経済―舞台裏から読み解く戦いの歴史

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戦争と経済―舞台裏から読み解く戦いの歴史

  • 小野 圭司【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784296120024
  • NDC分類 393.7
  • Cコード C3033

出版社内容情報

日清戦争の戦費はGDPの7%、日露戦争は22%、太平洋戦争は45%、2020年現在の国債発行残高は237.6%! 

 戦艦三笠の値段は当時の一般会計歳出の4.4%。今日の予算に当てはめるとイージス艦28隻分。

 日露戦争の戦費外債を返済し終えたのは1970年、日露戦争の分が終わったのは85年。太平洋戦争の借金は戦後の高インフレと経済成長で負担なく返済。ちなみにドイツが第一次世界大戦の賠償金を支払い終わったのは2010年――。

 戦争と経済は切っても切れない関係。経済を理解せずして戦争は理解できない。本書は、古代ローマから太平洋戦争、湾岸戦争までの古今東西の戦争を経済面から分析。様々なエピソードをベースに、戦争と経済の関係を興味深く解説する。

内容説明

エピソード満載の戦争経済学。家康が恐れた豊臣家の財力、戦艦三笠の値段はいずも型護衛艦37隻分相当、戦時課税の起源は古代メソポタミア、軍が銀行になったテンプル騎士団、ドイツが第一次世界大戦の賠償金を支払い終わったのは2010年―。戦争と経済の関係を理解すれば歴史がもっと面白くなる。様々なエピソードをベースに、古代ローマ、戦国時代から太平洋戦争、ウクライナ侵攻までの古今東西の戦争を経済面から読み解く。

目次

第1章 信長は合戦を金で買った―戦争のミクロ経済学
第2章 欲しがりません勝つまでは―戦争のマクロ経済学
第3章 離れですき焼き―戦争の財政学
第4章 戦時の錬金術―戦争の金融論
第5章 金庫から打ち出の小槌まで―戦争の銀行論
第6章 さんまを味わう傍らで―戦争の産業論
第7章 秀吉が授けた知恵―戦争の通商・貿易論
第8章 傭兵は消え去らず―戦争の公共経済学
第9章 彼らはすでにワシントンにいた―戦争の経済思想

著者等紹介

小野圭司[オノケイシ]
防衛省防衛研究所特別研究官。1988年3月京都大学経済学部卒業、住友銀行(88~96年)を経て、97年1月に防衛庁防衛研究所に入所。社会・経済研究室長などを経て、2020年4月より現職。この間、青山学院大学大学院修士課程、ロンドン大学大学院(SOAS)修士課程修了。専門は戦争・軍事の経済学、戦争経済思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

107
学術的な書物かと思いきや、豈図らんや、著者の軽妙な語り口と、古今東西の幅広い戦争事例を駆使した分りやすい解説の、とても面白い読み物。戦費の内訳、金融、財政、賠償金、兵站、産業など、戦争とお金の関係がよくわかる。第二次世界大戦の戦費/GDP比率が、英米も日独も、ともに40-50%で同じというのは意外な印象。最も興味深かったのが兵士・傭兵の話。奈良時代の防人の食料や武器は自前、応仁の乱の足軽は無給で掠奪が報酬だったという。洋の東西を問わず、戦争には傭兵(=人類最古の職業?)が不可欠だったという歴史を知る。2024/04/21

よっち

36
古代ローマから太平洋戦争、湾岸戦争まで、戦争にはどんなコストが発生し、やりくりしたのか。戦争の準備と結末を数字から読み解く1冊。戦費がどのようなことに使われているのか、戦費の特別会計化や戦時増税、戦時国債や借金の後始末、賠償金の返済、経済封鎖と武器貿易、傭兵や民間軍事警備会社の登場といった戦争のポイントを、家康が恐れた豊臣家の財力、戦艦三笠の値段はいずも型護衛艦37隻分相当、戦時課税の起源は古代メソポタミア、ドイツが第一次世界大戦の賠償金を支払い終了は2010年など、興味深いエピソードと一緒に読めました。2024/04/09

takao

3
ふむ2024/04/05

ゼロ投資大学

0
人類と戦争の歴史は切っても切り離せない。同時に戦争には大量の資金が必要となるので、経済も密接に関わってくる。軍隊は存在するだけで資金を必要とするので、国の経済力と戦力は比例する。2024/04/20

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