出版社内容情報
●ロジスティクスは大きな経営課題に
人手不足や燃料費の高騰を背景とした物流費の上昇、コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻を契機としたサプライチェーンの混乱、自動運転トラックや自動配送ロボットといった先進技術の実用化などにより、物流への注目はかつてないほど高まっている。
経営課題として、「顧客にあった商品」作りだけでなく、それをどうやって確実に届けるかというところに頭を悩ませる企業は確実に増えている。折しも「2024年問題」なども重なり、その課題の重要性はますます高まっている。
本書は、コンサルの立場から広い視野で分析し、既存の課題に囚われず将来も見据えてきた著者による日経文庫のビジュアル版。
●全体像を体系的にビジュアルに表現
ロジスティクスの分野は、これまで人材が不足しており、だからこそ成長が期待できる分野。一方でビジュアル化した書籍は少なく、また、業界動向や主要企業の紹介で完結する本も少なくなかった。本書はコンサルが得意とするビジュアル化を最大限活かしたもので、業界外の人でも全体像が把握できる一冊。
基本から直近の課題まで、2020年代にさらに変貌したロジスティクスの内容を網羅している。
内容説明
ロジスティクス(物流)の優劣が、企業の未来を左右する時代です。人手不足、そして先端技術の進歩に、うまく対応することが求められます。いま知りたい情報を、図やイラストを使って解説します。著者はコンサルティング会社に勤務し、ロジスティクス分野を、幅広い見地で分析しています。物流の現場の実際から、環境、人手不足等に絡んだ課題まで、ロジスティクスに関する知識が一通りこの本でわかるように工夫されています。「この先」を考えるためのヒントが満載です。すでに物流業界で働いている方にとっては、将来の対応策は現在の仕事の延長線上にないことがわかります。この業界に初めて触れる方にとっては、最新かつ全体の知識を効率的に得ることができます。
目次
序章 物流の重要性
第1章 物流の機能
第2章 物流の事業環境
第3章 物流会社
第4章 荷主企業・業界
第5章 物流機械・システムメーカー
第6章 物流の最適化
第7章 物流の未来
著者等紹介
小野塚征志[オノズカマサシ]
株式会社ローランド・ベルガーパートナー。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了後、富士総合研究所、みずほ情報総研を経て現職。ロジスティクス/サプライチェーンを中心に様々な戦略コンサルティングを展開。経済産業省「産業構造審議会商務流通情報分科会流通小委員会」委員、国土交通省「2020年代の総合物流施策大綱に関する検討会」構成員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。