出版社内容情報
物事や問題を「あれもこれも」の二項動態で判断し、行動する二項動態経営。日本を代表する経営学者が混迷突破のマネジメントを提言。
内容説明
経営学の巨人による新しい自己変革の論理。経営の矛盾やジレンマを「あれかこれか」の二項対立で切り抜けるのではなく、「あれもこれも」の二項動態を実践し、新たな価値を創造する―。日本企業に必要なヒューマナイジング・ストラテジー(人間くさい戦略)も提示する画期的経営書。
目次
序章 いまこそ、二項動態経営を(問題提起;自己変革を可能にする「二項動態経営」とは何か)
第1章 二項動態経営と組織的知識創造(組織的知識創造と二項動態;二項動態の定義:変革(Transformation)の原理
二項動態の哲学的基礎
動態経営論の潮流)
第2章 二項動態経営の実践(二項動態経営を可能にする組織基盤;二項動態の方法論(実践的推論、物語り))
第3章 ヒューマナイジング・ストラテジー(「人間くさい」経営の実践―ヒューマナイジング・ストラテジー;経済的価値の意味づけ;知識創造と利益・キャッシュフロー創出による価値創造;知識創造と利益・キャッシュフロー創出のダイナミック・プロセス)
終章 新しい「日本的経営」の創造(組織的な守破離のための「二項動態」的クリエイティブ・ルーティン;二項動態経営モデル)
著者等紹介
野中郁次郎[ノナカイクジロウ]
一橋大学名誉教授。1935年東京都生まれ。58年早稲田大学政治経済学部卒業。カリフォルニア大学バークレー校経営大学院にてPh.D.取得。現在、一橋大学名誉教授、日本学士院会員。2017年カリフォルニア大学バークレー校経営大学院より「生涯功労賞」を受賞。知識創造理論の世界的権威
野間幹晴[ノマミキハル]
一橋大学大学院経営管理研究科教授。一橋大学大学院商学研究科で博士(商学)取得。一橋大学大学院国際企業戦略研究科(現・一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻(一橋ICS))助教授、准教授を経て2019年より現職。2010年より11年までコロンビア大学ビジネススクール・フルブライト研究員。著書に『退職給付に係る負債と企業行動』(日経・経済図書文化賞、日本会計研究学会太田・黒澤賞、国際会計研究学会学会賞、日本経済会計学会学会賞、中央経済社)などがある
川田弓子[カワダユミコ]
一橋大学ビジネススクール野中研究室研究員、株式会社フロネティック取締役。一橋大学社会学部卒業、一橋大学大学院国際企業戦略研究科修了(MBA)。リクルートにて組織開発コンサルタント、組織行動研究所主任研究員などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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