出版社内容情報
高邁なパーパスを掲げても、戦略にはまったく役に立たない。
ミッション・ステートメントは戦略策定の足しにならない。
そんなものに時間と労力を注ぐのは無駄である。
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戦略策定がうまくいかないのは、戦略とはあらかじめ定められた目標、とくに業績目標を実現する方法のことだ、という経営陣の思い込みにある。
こうした思い込みを打破し、戦略策定を専任者に任せきりにせず、行動計画を各部門責任者に丸投げしない。
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戦略の策定とは意思決定でも目標設定でもない。
卓越した優位性も長期的ビジョンも他社との比較も要らない。
「戦略の策定」とは克服可能な【最重要ポイント】を見きわめ、それを解決する方法を見つけることである。
「戦略の戦略家」「戦略の大家」でロングセラー『良い戦略、悪い戦略』著者が、戦略をめぐる誤解を解きほぐした新たな名著。
内容説明
戦略の策定とは意思決定ではない。目標設定でもない。卓越した優位性も長期的ビジョンも他社との比較も要らない。戦略の策定とは克服可能な最重要ポイントを見極め、それを解決する方法を見つけることである。「戦略の戦略家」「戦略の大家」で『良い戦略、悪い戦略』著者が戦略をめぐる誤解を解きほぐした新たな名著!
目次
第1部 課題に基づく戦略と最重要ポイント(戦略自動作成機は存在しない;課題を解きほぐす;戦略は長い旅路である;どこなら勝てるか;戦略と成長;戦略と権力;行動の一貫性)
第2部 診断(アナロジーとリフレーミング;比較とフレームワーク;分析ツールの活用は慎重に)
第3部 最重要ポイントを攻略する(強みを探す;イノベーション;組織の機能不全)
第4部 リーダーを迷わす誘惑(目標が先ではない;戦略と目標管理はちがう;現在の財務実績は過去の戦略の結果である;戦略プランニングの活用と誤用)
第5部 戦略ファウンドリー(ラムズフェルドの疑問;戦略ファウンドリーの擬似体験;戦略ファウンドリー―コンセプトとツール)
著者等紹介
ルメルト,リチャード・P.[ルメルト,リチャードP.] [Rumelt,Richard P.]
戦略論と経営理論の世界的権威。エコノミスト誌は、「マネジメント・コンセプトと企業プラクティスに対して最も影響力ある25人」の1人に著者を選んだ。マッキンゼー・クォータリー誌は「戦略の戦略家」、「戦略の大家」と命名。研究者としてのキャリアを通じて、つねに戦略の最先端を切り拓き、戦略の系統的研究を推し進め、コアスキルに注力する企業こそが最善の結果を残すという考え方を提示し、卓越したパフォーマンスを出す企業は業界に左右されるのではなく個々の企業の能力によることを説明。現在はUCLAアンダーソン・スクール・オブ・マネジメント名誉教授。幅広い組織にコンサルティングを行っている
村井章子[ムライアキコ]
翻訳者。上智大学文学部卒業。経済・経営、環境関係の翻訳を主に手がけ、高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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