日経ビジネス人文庫<br> 15の街道からよむ日本史

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日経ビジネス人文庫
15の街道からよむ日本史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784296117437
  • NDC分類 682.1
  • Cコード C0121

出版社内容情報

街道が歴史を生み、
   歴史が街道をつくってきた。
人々の営みの陰で栄えた土地、廃れた町。
 ようこそ、歴史が織りなす街道の旅へ。

 道は人生に喩えられることも多いが、日本史を紐解いていくと、道、つまり街道を舞台に歴史が生まれる場面に幾度となく遭遇する。だが、街道が歴史を生むだけではなく、歴史が街道を作ることも少なくない。

 例えば、五街道の代表格である東海道は江戸と京都を結ぶ街道という印象が強いが、それは江戸に幕府が開かれてからのイメージに過ぎない。それまで、東海道は幕府が置かれた鎌倉と京都を結ぶ街道としての印象が強かった。しかし、徳川家康が江戸に幕府を置くことで、東海道は江戸と京都を結ぶ街道に変身する。また、我々がイメージする東海道の難所と言えば箱根峠だが、実は箱根峠を越えるルートは、もともとは東海道の本道ではなかった。本道は、足柄峠を越えるルートである足柄路だったのだ。江戸市中にも大量の火山灰が降ったという宝永の富士山の大噴火が本道を箱根路に変更させたことで、地域が変貌していく。

 本書は、定評ある歴史研究者が、全国の街道と我々になじみの深い歴史とを重ね合わせ、様々なエピソードと新たな発見とともに綴る書き下ろし歴史ノンフィクション。五街道はもとより、熊野古道、伊勢参道、四国お遍路の道など、日本の歴史文化遺産ともいえる様々な道に秘められた歴史を明らかにしていく。

内容説明

「東海道より人気があった中山道」「一度、廃れた熊野古道」「4つあった日光街道」「将軍の緊急事態を想定していた甲州街道」―日本史を紐解いていくと、道、つまり街道を舞台に歴史が生まれる場面に幾度となく遭遇する。定評ある歴史研究者が、全国の特徴的な街道を取り上げ、様々なエピソードと新たな発見とともに綴る歴史読み物。

目次

松尾芭蕉は奥州街道で見た名所旧跡に何を思ったのか
日光街道は四つあった
鎌倉街道は常に「いざ鎌倉」への道だった
富士山の噴火で東海道のルートは変更された
参勤交代では東海道よりも人気があった中山道
甲州街道最大の宿場 内藤新宿はなぜ復活したのか
なぜ上杉謙信は北国街道を整備したのか
街道輸送の主力だった馬が街道名になった中馬街道
京都への道(京の七口)は明治維新の狼煙が上がった道でもあった
伊勢参宮街道からやってきたお伊勢参りはどんなもてなしを受けたのか
上皇や貴族は熊野古道をどのように旅したのか
なぜ西国街道は五街道にまさるとも劣らず賑わったのか
お遍路道はどのようにして生まれたのか
オランダ商館長一行は長崎街道で何を見たのか
武士の旅日記に国内の主要街道はどう書かれていたのか

著者等紹介

安藤優一郎[アンドウユウイチロウ]
歴史研究者(日本近世政治史・経済史専攻)。1965年千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。文学博士(早稲田大学)。JR東日本「大人の休日」倶楽部のナビゲーターとして旅好きの中高年の人気を集め、NHKラジオ深夜便などでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

99
歴史と街道を融合させた面白い作品であると感じました。奥の細道の松尾芭蕉の話から始まり、武士の旅日記に出てきた街道ということで15の観点から説明されています。特に今まで知らなかった「中馬街道」というのがあり馬が中心の街道があったことなどがよくわかりました。熊野古道というのも昔から上皇や貴族が旅したということで大変であっただろうことが感じられました。2024/03/09

Book & Travel

36
歴史と地理が好きな自分としては、タイトルを見て手を出さずにはいられなかった一冊。章ごとに日本各地の15の街道とその歴史話が語られるのだが、一章が短いので合間の時間に手軽に読めるのがいい。その分物足りない章もあるが、知らないことも多く、楽しんで読めた。特に内藤新宿と甲州街道の歴史、三河から信州へ馬で物資を運んだ中馬街道あたりが興味深かった所。芭蕉の旅した奥州街道、日光街道、自分の先祖にゆかりのある伊勢参宮街道はそれぞれ前に別の本で読んだことはあったが、本書で一気に振り返ることができたのも良かった。2024/05/20

ベローチェのひととき

19
本屋さんを物色していて気になって手に取った本。学生時代に江戸時代の主要な街道は東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道の5街道であることを習ったが他の10街道はどこだろうと興味津々で読んだ。当時の情勢などがわかる内容となっていた。西国の大名は参勤交代で東海道より中山道を好んでいたと言う。なぜなら天竜川、大井川、冨士川などで雨により足留めを喰らう可能性があったからだって。知らなかった。2024/08/25

Kaz

18
旧街道の歩き旅は趣味の1つ。新幹線や飛行機の移動では決して見えてこないものに出会え触れあえるのは、何物にも代えがたい魅力。メジャーな五街道のほかにも、伊勢街道、西国街道、長崎街道、四国八十八か所お遍路道などは五街道以上に魅力ある側面を持つ。残りの人生がどれくらいあるかは不明だが何としても歩いて見せる。2024/02/11

みち

14
最近、街道について知りたいな〜と思った。何を読めば良いか分からず、この本買ってみたのですが、めっちゃ面白かった。街道を通して、歴史の勉強もできて、難しくなく、読みやすく丁度良い!この作者の本、他にも読んでみようかなw2024/11/08

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